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少女が少女だった頃の過去 ページ1

いつも見ていた。
両親の大きな背中を。

いつも憧れていた。
両親を。

他人に自慢するぐらい尊敬していた。
両親が大好きだった。



いつも見ていた。
寝たきりの兄を。

いつも同情していたのかもしれない。
躰の弱い兄を。

自分がお世話をすると言い張るぐらいには心配していた。
それでも兄も大好きだったんだ、両親と同じぐらい。

憧れていた過去→



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作者名:フ瑠ラン | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2019年5月30日 16時

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