【おそ松さん】出 来 ち ゃ っ た

いくめん 29*° ページ31

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入院中、特にすることもない私達はラウンジで何時間も話していた



美波「それでアタシの旦那、ビビっちゃって！」


今は美波ちゃんの旦那さんの恥ずかしい失敗談を聞いているところ


すると、走る足音が段々と近づいてき、男性が息を上げ、急いでラウンジの前で止まる


「かっ、カラ松？！ 」


それはいつかの日のように、息を切らしたカラ松だった


カラ松「っあ！ 居た！よかった…」


安堵で溜息を付き、胸をなで下ろす


「突然、どうしたの？」


カラ松「いや…病室にいったらいなくて、焦ってだな…… 心配した」


と、ぎゅうっと抱きしめられる


「かっ、カラ松……！ 春奈さん達いるから……その……はず、かしぃ……」


見られている、という事だけで顔が真っ赤になる


カラ松「えっ？！ あ、すまん……つい……」


春奈「あらあら、お熱いわねぇ〜。あ、続けて大丈夫よ？」



美波「ふぉぉぉ！！ ラブラブっすね！」



「も、もう！ 春奈さんったら！美波ちゃんも…！」


カラ松「お恥ずかしい所をお見せしました…… Aの夫の松野カラ松です。妻がお世話になってます」

と、礼儀正しくお辞儀をするカラ松
……しっくりくるなぁ


春奈「いえいえ、お世話になってるのはこっちの方だもの〜。 あ、私都春奈と言います」


美波「私は中村美波っス！」


「私のママ友さん達。とってもいい人達なの」


カラ松「そうか…良かったな」


とにっこり笑い、頭を撫でてくれる


すると、空気を読んで春奈さん達は「じゃあね〜」と退散


カラ松「ん」


目を落とし、私のお腹を見て、そっと手を当てる


カラ松「元気かー？ パパだぞ〜」

と声をかけている


カラ松「ママもパパも頑張ってるから、お前も頑張るんだぞ！」



「……頑張ろうね、3人で」


そっとカラ松の手が重ねられて、お腹を撫でる






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────家族みんなで頑張ろう────

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