【おそ松さん】出 来 ち ゃ っ た

いくめん 16*° ページ18

貴女side



カラ松「お、もう書けたか？」



リビングの机でペンを握り、１枚の紙に向き合っている




「あともう少しで書き終わるよ」




私が今ゆっくりと丁寧に書いているのは婚姻届

やっと今日、出しに行くのだ



既にカラ松は記入し終わっていて、後は私が書き終わるだけ


カラ松「婚姻届の次は出生届か…… 楽しみだな」


顎に手を当て、先が楽しみだなと呟くカラ松


「まだ私達のも出してないのに、気が早いよ」


と笑いかけると、『それも、そうだな』と笑い返してくれる



「よしっ、書けたよ！」


ぴらっとカラ松に見せるように手に持つ


カラ松「おお、じゃあ持っていくとするか」


車用意してくる、とキーを持ち、駐車場に車を取りに行く


「じゃあ、私は入口で待たせてもらうね。」

と告げ、私も出掛ける準備に取り掛かる


.........................................................................................................


──届出を出し終わった後──




「私も今日から松野Aとして、よろしくおねがいします、『あなた』」



カラ松「こちらこそ、『奥さん』」


またとんっとお腹を蹴られるような衝撃


「また動いた！ 貴方も祝ってくれてるの？」

優しく撫でてみるとまたとんっとお腹を蹴られる


カラ松「もうすぐこの子にも会えるんだな」


愛おしそうに私がお腹をなでる手に、自分の手を重ねる



「明日病院に行くんだけどね、男の子か女の子かわかるの。」


性別わかったら、名前も考えなきゃね。と付け足し、笑いかけるとそうだな。と微笑むカラ松



カラ松「俺は仕事で付いていけないが…1人で大丈夫か？」


心配そうに私の顔を覗き込んでくる



「大丈夫だよ、病院もそんなに遠くないから、ね？」


カラ松「ならいいが…… 何かあったら連絡するんだぞ？」



あたふたと世話を焼いてくれるカラ松は、やはり少し心配性



「私は大丈夫だから！ お仕事頑張ってね、あなた」




ちゅ、と小さなリップ音を立て頬にキスを落とすと真っ赤に染まるカラ松の頬



カラ松「っ//// 不意打ちは、駄目だろう」





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────今日から私達も、夫婦です────

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