【おそ松さん】出 来 ち ゃ っ た

いくめん 9*° ページ11

貴女side

ある日曜日、松野家にお呼ばれして、カラ松も仕事が休みという事で行くことになり、今向かっている所だ


現在妊娠四ヶ月。つわりも段々収まり、時折来るだけとなった


カラ松は今、車庫に車を取りに行っている
待っていてくれ、とマンションの前で待っている


手にはお土産のケーキ。 喜んでくれるかな？と久しぶりの彼の兄弟達に会うのを内心わくわくしている



そんな事を考えている内に、私の前に泊まる黒い車

中からカラ松が降りてきて、助手席のドアを開けてくれる
紳士だなぁ、と感動しながら乗り込む



カラ松「寒くないか？」


とシートベルトを着用しながら問いかけてくれる


「うん、大丈夫。ありがとう」



カラ松「そうか。よし、じゃあ出発するぞ」



ゆっくりとアクセルを踏み、進み出す車

歩いて10分くらいだから、徒歩でもいい。と言ったのだけれど、『何かあったら駄目だろう？ 俺が運転するから大丈夫だ』 と却下された




「突然、何でお呼ばれしたの？」


カラ松「母さんが改めて挨拶したいと言い出してな。 弟達も会いたいといって聞かなくてだな」


「あ、挨拶……！が、頑張らなきゃ」


カラ松「ははっ、大丈夫さ。Aのお父さんに挨拶した時みたいな感じでいいから」



1週間ほど前に結婚を私の父に伝えた
快く受け入れてくれ、娘を頼みます。と告げた父はとても嬉しそうで、悲しそうだった



カラ松「ん、着いたぞ」



久しぶりの、松野家です

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