17-ライブハウス- ページ17
『…え？』
躊躇ってしまうのは、
小さくても章大くんへの想いがあるから。
すぐに答えられない私に
錦「あ、なんか急にごめんな。行こか」
といつものように歩きだしてしまう。
なんて声を掛けて良いのかわからずいて、
そんなに会話もなく歩くのはいつものことだけれど、
さっき亮くんが言った言葉が頭の中をグルグルと回りだす。
それでも学校が近付いた時に、
錦「返事はいつでもええんやけど…
でも、ライブやるからそれには来てほしい」
それだけ言いながら、
私にチケットを渡して校舎に走って行ってしまう。
『…ライブ…？』
少しだけ聞いたことがある。
ギターやっててバンド組んでるって。
一度、何かの流れで、ギターの写真を送ってくれたことがあった。
それでも急なライブの誘いに驚いたのと同時に、
ライブハウスなんて行ったこともないし、
まして何を着て行ったらいいのかもわからない。
だからってそれを相談できる友達もいないから、
ネットに頼って探した格好。
『これでいいのかな？』
パーカーにショートパンツ。
そう思ったけれど、もう他にないし、
それ以前に
ライブハウスに行こうって思ったことに驚いた。
変わっていないと思ったのに、
ああいう場所に行こうとしている自分に、
自分が一番驚いている。
学校では変わらずに目立たないようにしているのに。
休みの日も家にいたりすることの方が多いのに。
.
ドキドキしながら向かったライブハウス。
亮くんのバンド以外にも数組出演するみたいで、
会場外には大人な感じの女の人とか男の人とかがいて緊張する。
言われていた時間の少し前。
緊張しながらも会場へと続く階段を降りてから、
漏れて聞こえてくる音にびくびくして扉を開ける。
まだ前の時間のグループだったみたいで、
所謂アイドルみたいな女の人が歌って踊っていて、
それに合わせてステージの足元にファンの人達が押し寄せていた。
『…こわい…』
ライブハウスの第一印象がまずこれだったけれど、
足を踏み入れてしまったのだから仕方ない。
後方の壁際に貼りついて、
前方で行われている様子を眺めることにする。
ステージにいる女の子たちはキラキラしていて、
客席はものすごく盛り上がっていた。
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華絢(プロフ) - 蒼乃碧さん» どうなりますかねぇ(ﾉω｀*)んふふ♪ もう、なるように…的な(´･ω･｀) (2018年4月1日 21時) (
レス) id: 479a0f7ed2 (このIDを非表示/違反報告)
蒼乃碧(プロフ) - くはぁ、せつない…(´；ω；`)これからどうなるのかな…。 (2018年4月1日 6時) (レス) id: b2e7866667 (このIDを非表示/違反報告)
華絢(プロフ) - ひみささん» ひみささん、いつもありがとうございます(〃ω〃) 珍しく学生設定にしてみましたー♪ お付き合い頂けたら嬉しいです(〃ω〃) (2018年3月22日 21時) (レス) id: 479a0f7ed2 (このIDを非表示/違反報告)
ひみさ(プロフ) - 新作公開ありがとうございます(*^^*) 高校生なんですね〜、黄色もあるんですね〜、色々楽しみです♪ (2018年3月22日 14時) (レス) id: 6eb2ce4a4e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華絢
| 作成日時：2018年3月22日 13時
