【黒子のバスケ】帰宅部の私がマネージャーになりました５【秀徳】

199個目 初デート ページ5

『緑間くんちょっと待ってて！』

緑｢わ、分かったのだよ｣

私はアクセサリー売り場に行き、ある物をレジへと持っていく
緑間くんはバスケをするから指輪はNG、ネックレスとか付けるイメージもない
そんな緑間くんにピッタリのアクセサリーを見つけていた

『緑間くんお待たせ！』

緑｢何か買い忘れか？｣

『そっ、買い忘れ。……緑間くんに！』

緑｢！｣

緑間くんはまさか自分が貰えるとは思っていなかったのか、驚いていた

『受け取ってくれないの？』

緑｢い、いや、お前がそこまで言うなら受け取ってやるのだよ｣

『受け取れーい！』

私は緑間くんに押し付けた

緑｢開けてもいいか？｣

『うん、もちろん！』

緑｢これは……アンクレットか｣

『そう！それなら目立たないしいいかなと思って』

緑｢2つあるが…｣

『それね、赤は仕事運と勝負運で緑は健康運！好きな方付けてね』

そう言うと緑間くんは近くのベンチに座り、早速付けれてくれた

緑｢これでいいか？｣

『うん！でもまさかすぐ付けてくれるとは思わなかったよ』

緑｢……お前からのなら別に、付けるのだよ｣

そう言ってそっぽ向くが照れてるのバレてるからな！
可愛いなぁ、もう！

緑｢そろそろ行くぞ、映画の時間に間に合わない｣

『はいはいっと♪』

それから私達は映画館へと向かった




映画館___


『なに見るー？』

緑｢俺は何でもいいのだよ｣

『知ってる？何でもいいが1番困るって』

緑｢む…｣

話し合った結果、今1番人気の恋愛映画に決まった
チケットを買おうとすると緑間くんに先を越された

『緑間くん、ポップコーンとかは私に払わせて！』

緑｢俺が払うから気にするな｣

『気にするわ！』

なんとか緑間くんを説得し、私が払う事ができた
でも緑間くんはすぐに飲み物やポップコーンを持ってくれた




映画を見終わった時には私は軽く泣いていた
泣かせにくる系に弱いんです…

『ぐすっ……あれはダメでしょ〜…っ』

緑｢泣くな｣

『うぅ…っ、』

化粧が落ちるから慎重に涙を拭う

緑｢ほら、お前の行きたがっていたカフェに行くのだよ｣

『よしっ！行こう！』

緑｢切り替えが早いな……｣





それからカフェに向かっている間、歩きながら軽く会話をしていると、

｢えっ、あの人かっこよくない？身長めっちゃ高いし！｣
｢分かる！でもさ、隣の子…彼女かな？｣
｢いや、それはないでしょ。だって…ねぇ？｣
｢釣り合ってないよね…？｣

『……っ、』

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