216個目 ページ22
それから次の日、すぐに監督の所に例のパンフレットを持って相談をしに行った
中「ふむ…これは使えるね。トレーニング内容はこちらでいくつか考えてみる、Aは高尾にこの事を伝えてくれるか」
『分かりました、それじゃあ失礼します』
中「……お前は、」
『はい?』
監督に一言入れ、教室に戻ろうとすると声をかけられる
中「いや、なんでもない。授業が始まるぞ、早く戻りなさい」
『は、はいっ、失礼します』
私は駆け足で職員室を出た
中「このチームにはあいつが必要なのかもしれんな…」
昼休み___
『高尾くーん』
高「ほいほいー?」
お弁当を持ってこっちに振り向く高尾くんにあのパンフレットを差し出した
高「何これ?スポーツ、ビジョン…?」
緑間くんにも手伝ってもらって高尾くんに説明をする
説明が終わる頃には高尾くんも私達が何を言いたいのか気付いたようだ
高「なるほどね…こりゃやるしかねぇよな」
ニヤリと高尾くんが微笑み
『トレーニングについては監督から話があると思うから』
緑「高尾、Aに感謝するのだよ。こいつが昨日病院で見つけたんだからな」
高「そうなの!?ありがとな、Aちゃん!」
『いやっ、そんな、たまたま見つけただけだって!』
高「いや!それでもこれは大きいぜ!」
かなり褒められ柄にもなく照れてしまう
それを隠すように私はお昼ご飯を食べ出した
放課後になると早速高尾くんは監督に呼び出されていた
スポーツビジョンについてだろう
トレーニング方法は監督と高尾くんが話し合って進めていくはずだ
そして自主練中に高尾くんがわざわざ報告しに来てくれた
高「俺はいろんなシュートの確率を上げつつ、ホークアイの強化、んでもってバスケIQの向上ってとこだな」
『バスケIQ?』
緑「そのままの意味なのだよ。バスケに関する知識、そして試合を進める上で作戦を立てたり相手の連携をどう崩すか考えられる、知能指数の高さを表してるのだよ」
『ほぇ〜、PGなら必要なものだね』
緑「俺は右手を日常でも問題なく使えるようにする事が最優先なのだよ」
2人ともやるべき事が明確になったみたいだ
インハイまであと数ヶ月
高尾くんの為に今まで撮った試合のDVDや記録を分かりやすく分類したり、バスケに関する本を探し回った
緑間くんは慣れない右手をほぐしてあげるぐらいしか出来なかったけど……
142人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「黒子のバスケ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
赤羽あやは(プロフ) - 凄くきゅんきゅんして好き!です! (2021年2月4日 4時) (レス) id: 7347c244d3 (このIDを非表示/違反報告)
奏 - 真ちゃんの嫉妬を涼太に警告する赤司(笑)確かに涼太いつかアンクロされそう(笑)ジャバウォックに挑発する夢主強い…やっぱ考えるより先に口が動くのか…というか真ちゃんの「俺のいないとこでそんなことをするな。守ってやりたくても守ってやれない」が格好良すぎる…!! (2020年5月11日 23時) (レス) id: 4366abe273 (このIDを非表示/違反報告)
雪泉(プロフ) - 奏さん» え、分かりみが凄いです。あんな酷い奴なのに声がいいから嫌いになれない…。私三角関係ダメなタイプなのでもうライバルとかほぼ出ないと思ってもらって大丈夫です!!書けません!!だって推しは幸せになって欲しいからぁ…。試合後はまたお楽しみに…♪ (2020年5月11日 8時) (レス) id: fe3260901f (このIDを非表示/違反報告)
奏 - こっちこそ萌える作品をありがとうです!!ナッシュ苦手なのに緑川さんが良い声過ぎて複雑だった記憶が(笑)夢主が涼太やむっくんに抱きつかれて嫉妬する…真ちゃん彼女大好きだね!!末長く爆発しろ!!って頬ゆるゆるで読んでました(笑)試合後はデレ増し甘え増しかな??(笑) (2020年5月10日 23時) (レス) id: 4366abe273 (このIDを非表示/違反報告)
雪泉(プロフ) - 奏さん» コメントがきましたっていう通知すっごい嬉しいんですよね!!(泣) もう感謝しかありません!(泣) 残メン!あのカルテット最高ですよね!!すごく分かりますぅ…っ。あまり見れない緑間くんをここでどんどん書いていきますね!! (2020年5月10日 1時) (レス) id: fe3260901f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:雪泉 | 作成日時:2020年5月5日 18時