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『いや…あのさ、過保護すぎない?』
緑「そうか?普通なのだよ」
『階段を歩く時にいちいちお姫様抱っこしようとするのを普通とは言わない』
高「wwww」
『てかさ、あの…』
少しもごもごとしていると高尾くん達が首を傾げる
高「どうした?Aちゃん」
『……監督から、ペナルティがあるって聞いたんだけど…それが何かなって思って、』
高「あぁ、その事な!」
あれ?意外に軽い
緑「ペナルティなら実行中なのだよ」
『え!嘘!』
高「ははっ!」
実行中って事は今もだよね?
でも2人が何かしてる様子はなかった(だってずっと私に付きっきりだもん)
『ペナルティってなに??』
緑「……お前の怪我が治るまで傍にいろと言われたのだよ」
高「プラス俺と真ちゃんはロードワークが1.5倍」
『ロードワーク1.5倍!?』
秀徳の練習は通常でも辞めてしまう人が出るほどなのに、それが倍なんて…
高「2倍じゃないだけマシだし、結果自分の為にもなるからな」
緑「Aが気にすることは何もないのだよ」
高「つーかさ、ペナルティって言われなくてもAちゃんの傍にいるんだからペナルティじゃねぇよなw」
『というかペナルティになってたんだ…』
まぁ全然いいんだけど…
高「あ、それと宮地サンから伝言。せめて眼帯が取れるまで部活には来んな、だってさ」
『えぇー!!!ダメなの!?』
突然聞かされた事は私にとって残酷なものだった
思わず身を乗り出す
高「さすがに部活中までAちゃんの傍にはいられないし、もしボールが当たって悪化したらそれこそ最悪だろ?」
『で、でも…』
中々食い下がらない私に緑間くんが口を開いた
緑「…なら2階から見ていたらどうだ」
『え?』
緑「マネージャー業は大坪に任せて、お前はデータを取っていればいい。2階なら怪我もしないだろう、主将には俺から伝えるのだよ」
『うんっ!ありがとう、緑間くん!』
私は部活に参加できることになり、思わず笑顔が浮かぶ
高「…(ニヤニヤ)」
緑「おい、高尾。なんだその顔は…」
高「んにゃ?なんでもねぇぜ?帰る時は真ちゃん任せたからな!」
緑「最初からそのつもりなのだよ」
『緑間くん、病院のことなんだけど……』
私と緑間くんが話している間、高尾くんがニヤニヤと見ていたことに私は気づかなかった
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赤羽あやは(プロフ) - 凄くきゅんきゅんして好き!です! (2021年2月4日 4時) (レス) id: 7347c244d3 (このIDを非表示/違反報告)
奏 - 真ちゃんの嫉妬を涼太に警告する赤司(笑)確かに涼太いつかアンクロされそう(笑)ジャバウォックに挑発する夢主強い…やっぱ考えるより先に口が動くのか…というか真ちゃんの「俺のいないとこでそんなことをするな。守ってやりたくても守ってやれない」が格好良すぎる…!! (2020年5月11日 23時) (レス) id: 4366abe273 (このIDを非表示/違反報告)
雪泉(プロフ) - 奏さん» え、分かりみが凄いです。あんな酷い奴なのに声がいいから嫌いになれない…。私三角関係ダメなタイプなのでもうライバルとかほぼ出ないと思ってもらって大丈夫です!!書けません!!だって推しは幸せになって欲しいからぁ…。試合後はまたお楽しみに…♪ (2020年5月11日 8時) (レス) id: fe3260901f (このIDを非表示/違反報告)
奏 - こっちこそ萌える作品をありがとうです!!ナッシュ苦手なのに緑川さんが良い声過ぎて複雑だった記憶が(笑)夢主が涼太やむっくんに抱きつかれて嫉妬する…真ちゃん彼女大好きだね!!末長く爆発しろ!!って頬ゆるゆるで読んでました(笑)試合後はデレ増し甘え増しかな??(笑) (2020年5月10日 23時) (レス) id: 4366abe273 (このIDを非表示/違反報告)
雪泉(プロフ) - 奏さん» コメントがきましたっていう通知すっごい嬉しいんですよね!!(泣) もう感謝しかありません!(泣) 残メン!あのカルテット最高ですよね!!すごく分かりますぅ…っ。あまり見れない緑間くんをここでどんどん書いていきますね!! (2020年5月10日 1時) (レス) id: fe3260901f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雪泉 | 作成日時:2020年5月5日 18時