【黒子のバスケ】帰宅部の私がマネージャーになりました４【秀徳】

155個目 vs洛山 ページ10

インターバルが終わり、第3Qが始まる

『やっぱり緑間くんの言う通りか……』

緑間くんに赤司くんがマークにつく
二人の間に火花が散る

緑｢…ふっ｣

ノーフェイクで緑間くんがシュートモーションに入った


しかし…



緑｢な…っ！｣

緑間くんが飛ぶ前にボールをカットされていた

『(そんなボールカット見たことないんですけど…！)』

高尾くんがすぐさまマッチアップに入る

高｢抜かすかよぉ！！｣

赤｢抜く…？そんな必要は無い……｣

赤司くんがドリブルで抜きにかかる



赤｢君が退くんだ｣



次の瞬間、高尾くんが転び尻もちをついた



赤｢逆らう者は…何人たりとも見下ろすことを許さない｣



"頭が高いぞ"



そして赤司くんは誰にも邪魔されることなくシュートを決めた


『すんごい厨二臭い………』


言ったら負けかもしれないけど無理でした←
それに赤司くんに聞かれてたら前髪切られちゃうかも…




そして第4Q、残り8分
４９−６３と14点のビハインド

木村先輩がスクリーンに入るも赤司くんはそれを読んで緑間くんのマークにつく

宮｢(今完全に死角だったろうが…！あいつの目はホークアイ並の視野もあんのかよ！)｣

緑間くんにボールがまわるも、シュート体勢に入ればさっきのようにボールを取られてしまう

高｢(シュートもドリブルもあらゆるモーションに入った瞬間カットされる…！あの真ちゃんが1歩も動けねぇなんて！)……っ、ヘイッ！｣

高尾くんがパスをもらいに走る
緑間くんはパスをすると見せかけてシュートモーションに入るが、それすらもカットされる

緑｢くっ…！｣

『…っ』

すぐさま宮地先輩と木村先輩がディフェンスにまわる

宮｢行かせるかぁ！｣

赤｢退いてもらおうか｣

木｢はいそうですか、なんて言う訳ねぇだろ！！｣

宮｢調子乗んなよ1年坊主！！｣

赤司くんがドリブルをつく

｢｢な…っ！？｣｣

『嘘…！？』

2人とも足をもつらせ転んでしまう
そしてその間をゆっくりと進む赤司くん


赤｢いいや、僕の命令は絶対だ｣


木｢(どうなってんだ…くそっ！)｣

宮｢(立ってることすらできねぇだと…！)｣


大｢うぉぉ！！｣

大坪先輩が赤司くんのシュートのブロックに飛ぶ
しかし、赤司くんは肘で逆サイドにいる根武谷さんにパスをしダンクが決まる





赤司くんが自陣へと戻る時、目が合った…

『…っ』

ｿﾞｸｯと鳥肌が立つ
その目が、逃がさないと言っているようで
初めて赤司くんを怖いと思った

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