【黒子のバスケ】帰宅部の私がマネージャーになりました４【秀徳】

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『…〜っ』

怒りで頭に血が上る
赤司くんは私の地雷を踏み抜いてくれるな……
次会ったら1発お見舞いしてやる←

緑｢……A｣

『……なに？』

緑｢…あまり強く握り締めるな、傷になるのだよ｣

私も今、手摺りに乗せていた手を強く握りしめていたことに気付いた

『あ、ありがと……』


ﾋﾟｰｰｯ!


『！』

誠凛が点を取った
残り4分を切って、20点差に戻した

洛山の攻撃を止めない限りこの差は埋まらない
誠凛の2年生が何とかしない限り……

そして最初に可能性を見せたのは伊月さんだった
葉山さんの4本のライトニングドライブを止めた
しかし5本でのドライブを止めることは出来なかった

その後も抜かれたが、勝負に出た

『すごい……』

一体何手先まで読んでいたのか分からないほどのプレイ
伊月さん、黒子くん、火神くんの3人でとうとう葉山さんを止めたのだ


伊｢お前が俺より賢くなくてよかったよ｣

葉｢はぁい？｣

そして葉山さんのスローインに一気に詰める
他の人もガッチリマークについている
頭に血が上った葉山さんは空いている黛さんにパスを出してしまう

黛｢(っ！？なに俺にパスしてんだ馬鹿！俺のマークが誰だか…！！)｣

葉｢(しまった…！)｣

黒子くんにスティールされ、誠凛が連続で点を取った



『あとはあの実渕さんと根武谷さんを止められるかにかかってるね』

高｢やっぱ誠凛が勝つ為には日向さんが絶対必要だな｣

小金井さんが実渕さんのマッチアップに入るが、実力差は目に見えている

小金｢ふふんっ｣

実｢なんであんたちょっとドヤ顔してんのよ！｣

小金｢なんでって…どうだ！うちの伊月は凄いだろ！的な…｣

実｢は？｣

小金｢は？って、えぇ…だってさ今押してるのうちじゃないの？だから俺も頑張るぞぉ！みたいな…｣

実｢(リアクションしづらい…！)｣

そして一気に小金井さんが実渕さんに詰め寄る
実渕さんは【地】のシュートを打とうとするが小金井さんのブロックにすぐさま【天】へと切り替えた
リングに当たるが根武谷さんがフォローして点が入った


そしてすぐに実渕さんと小金井さんのマッチアップ
【虚空】を打つ実渕さんに小金井さんが飛びついた
確か【虚空】は相手の動きを止めてしまう筈……
これを日向さんがどう活かすか…


第4Q、メンバーチェンジで日向さんが出てきた

『最後の10分……』

高｢泣いても笑ってもこれが最後だな…｣

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