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高尾くんからの連絡を返し、みんなのいる更衣室まで戻る途中、
『…!』
前から歩いてくる集団に気付いた
洛山だ
どうしようかと一瞬迷ったが、私はただのマネージャーだ
何も気にせず通り過ぎようとした
赤「待て」
『っ!?』
すれ違いざまに腕を掴まれ、驚いて振り向いた
赤「君に少し話がある」
『…話?』
赤司くんがそう言うと、何かを察したのか洛山の人達は先に歩いていく
え、嘘でしょ!赤司くんと2人きり!?
無理無理無理!!!前髪切られちゃう!!←
赤「真太郎と試合をする前に、僕が勝ったら君を貰うと約束をしたからね」
『は!?』
そんな約束知らないし!初耳すぎ!
赤「結果僕が勝った。だから君は僕のものだ」
『ちょっと待って!そんな話初めて聞いたし、そこに私の意思はないよね?』
赤「そんなものは必要ない」
『…なにそれ……』
赤司くんの言葉に絶句した
ここまでくると清々しいもんだ
赤「この世は勝者がすべてだ」
私はその言葉を聞いて赤司くんの腕を振り払った
赤「!」
『じゃあ負けた人はなにも無いってこと?決める権利も選ぶ権利も…』
赤「そうだと言ってるだろう」
『負けは弱さの証明じゃない』
私は知ってる
だってそれを違うと証明してくれた人がいるから
『負けは悪い事だと考えてる間は何も変わらないし、進めないよ』
私を見つめる赤司くんの眼が鋭くなる
赤「僕に意見など許さない」
『ふんっ、んなもん知ったこっちゃない!じゃあこの際ハッキリ言うわ』
『私は緑間くんが好きなの!!だから赤司くんのものにはならないし、なれない!!それに私には秀徳のセコムもいるからな!!軽トラで轢かれても知らないぞ!!←』
最後はもうやけくそになっちゃった☆
だって正直怖いもん!!!(泣)
でもよく言った私!いや、ただのカミングアウトか。
赤「……ふっ、面白い…なら僕だけしか見れないようにするまでさ」
そう言って赤司くんは去っていった
『……ごわずぎぃ!(泣)』
一気に力が抜け、汗が吹きでる
赤司くんって何であんなに怖いの!?
しかも謎の宣戦布告までされた
私カミングアウトしたよね??
あれ?スルー??
『もう…っ』
ていうか口に出したせいて余計に確信してしまった
私……
緑間くんの事好きだ
やっぱり諦めきれない……
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雪泉(プロフ) - 奏さん» コメントありがとうございます!ですよね!注意書きなどしっかりしておけば読みたくない人も飛ばせますし!ありがとうございます! (2020年5月6日 10時) (レス) id: fe3260901f (このIDを非表示/違反報告)
奏 - 私は内容にR入っても大丈夫です!!話数の隣にRって書いとけば読みたくない人は飛ばせるのでは?? (2020年5月6日 7時) (レス) id: 4366abe273 (このIDを非表示/違反報告)
奏 - ヒャァァァァ!!やっと…やっと…!!(笑)告白シーン歓喜でした(笑)2人のイチャイチャが見たいです!!(笑)何か無自覚でイチャイチャしたりデレたりしてそう(笑) (2020年5月3日 23時) (レス) id: 4366abe273 (このIDを非表示/違反報告)
雪泉(プロフ) - 奏さん» へへへっ、どんな気持ちなんでしょうね!奏さんは宮地先輩推しなんですか!!ならばこの作品を読む時は緑間くんに夢中にさせねば…!← (2020年5月2日 14時) (レス) id: fe3260901f (このIDを非表示/違反報告)
奏 - 149話で真ちゃんが夢主抱き締めてるのどんな思いかめっちゃ気になります…実は夢主を好きって自覚し始めたのかな!?とか、これも無意識なら真ちゃん怖い…とか思いながら読んでました(笑)きーくん(宮地)推しなのにこの作品読んでる最中は真ちゃんに夢中になるなぁ…(笑) (2020年5月2日 9時) (レス) id: 4366abe273 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雪泉 | 作成日時:2020年4月27日 8時