【黒子のバスケ】帰宅部の私がマネージャーになりました４【秀徳】

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『まさか、自分達のせいで負けたなんて思ってないだろうな！！！もしそんな事考えてたらキレるからな！！！！』

2人はポカンとしたまま
何が起きているのか分からないといった表情を浮かべていた

『バスケは"チーム"でしょ！？ここにいるみんなもっ、応援席のみんなも頑張ったのに…っ、そんな風に考えんな！！！』

声を上げれば上げる程、涙が溢れる

『…っ、まだ明日も試合は残ってる！！今はまだ悔しくて…辛くて…っ、苦しいかもしれないけど…！少しずつでいいから立って！！！這いつくばったままじゃ…っ、それこそ弱いまんまだからね…っ！！！』


ﾎﾞﾛﾎﾞﾛと涙が止まらない
みんなの前で泣くつもりなんてなかったのに…っ
私は更衣室を出ようとしたが、大坪先輩達に捕まった

大｢緑間、高尾｣

大坪先輩に呼ばれるが、2人とも呆然としたまま

宮｢おいこら、無視とはいい度胸してんな1年共。刺すぞ｣

木｢…ありがとな、A｣

木村先輩にポンッと頭を撫でられる


宮｢Aの言う通りだがな、お前らが責任を感じる必要なんてどこにもねぇんだよ。洛山相手に誰も敵わなかった…俺も大坪も木村も、ベンチの奴らも、応援席の奴らも…誰も敵わなかったんだよ｣


木｢むしろお前らがいてくれたおかげで俺達はここまで来れたんだ。お前らがいなかったら洛山相手に酷い結果で終わってたかもしれねぇ｣


大｢大丈夫だ、お前らは強い。もっと強くなれる。それこそAが言ったように、諦めずに前に進み続ければな。だから今は思いっきり泣いて、明日勝って、いつもみたいに3人で馬鹿みたいに騒げばいい｣


『……っ、』


先輩達の言葉に涙が止まらない
緑間くん達は周りの先輩達に腕を引っ張られ背中を押されやっと大坪先輩達の前に立った
それまでにたくさん撫でられ、背中を叩かれ、頑張ったと褒められていた

高｢……っ、もうっ…あんなゲームメイクは、二度としません…っ！あんなミスも…っ、絶対に…！チームメイトの事をっ、足でまといなんて言わせません…っ、！！｣

宮｢おう…お前も案外すぐ熱くなるからな。自分が司令塔だって自覚しろ、あと責任も何もかも背負いすぎんなよ｣

緑｢……もう、負けませんっ…絶対、…絶対に優勝してみせます…っ！｣

大｢あぁ、お前らなら必ず勝てる。あれだけ努力をする奴が勝てない訳がないからな｣

木｢こりゃあ、来年再来年が楽しみだな！｣

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