133個目 WC開会式 ページ37
『ついにきた……』
オレンジ色のジャージーに身を包み、カレンダーに大きく丸をつけた日にちを見つめる
そこにはWCの文字
私達秀徳は明日が1回戦
今日は開会式だけ出ることになっている
だから朝はゆっくりでいいし、今日はやる事はないけれど誠凛と桐皇の試合を見るんだろうな
『よし…行くか!』
お姉ちゃんも既に家を出ていたので私も荷物を持って家を出た
「あら、Aちゃん。早いのね〜」
『ん?あっ!成田のおばあちゃん!』
歩いていると声を掛けられ振り向くと、そこにはご近所のおばあちゃんがいた
たまにお菓子とかくれるんだよね!
『これから大会なんです!』
「そうなの?じゃあちょうど良かった。これ持っていって」
そう言われ手渡されたのは大量のお菓子とみかん
『えぇ!こ、こんなに貰えませんよ!』
「いいのいいの、チームの人達と食べてね?それじゃあ」
『あ、ありがとうございます!……………やばい、絶対しばかれる☆』
両手に持たされたお菓子とみかんを見て、宮地先輩に怒られる未来が見えました。←
WCの会場である東京体育館に着くと、夏のインハイに引けを取らない人の多さだ
そして視線が痛い
なぜなら両手にあるお菓子とみかんのせい
けど成田のおばあちゃんは何も悪くない…!!
私は開き直って秀徳のみんながいる所まで向かった
『おはようございます!』
木「お、Aおはよう…って、何だそれ」
高「なんでそんなにお菓子とみかん持ってきてんだよ!ww」
『これにはちょっとした訳が…』
宮「A…お前なぁ…!!こんな時までふざけてんのか!轢くぞ!!」
『本当に訳があるんですって!!!』
緑「はぁ……」
大「もうすぐ開会式だ、行くぞ!」
言い訳をする前にみんな行ってしまった
くっそー!!このままじゃ成田のおばあちゃんに顔向けできない!!←
開会式が始まった
私は2階席からみんなの様子を見ていたが、改めて凄い所に来たなと思った
どのチームも各県の予選を勝ち抜いてきた強豪チームばかりだ
その中には誠凛、桐皇、海常もいた
《これより全国高等学校バスケットボール 選抜優勝大会 ウィンターカップを開会致します》
ついにウィンターカップが始まった…!
私は鳥肌が立つのを感じた
「あの人オレンジの主張強くない……?」
「思った……オレンジのジャージーにみかんって……」
聞こえてます!!!!
やめて!!デリケートな部分に触らないで!!!←
154人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「黒子のバスケ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
雪泉(プロフ) - 奏さん» コメントありがとうございます!意外に秀徳のお話が少ないなと思ってもう自分が書いてしまえ!という感じで始めました!自己満なお話ですが、喜んでもらえてすごく嬉しいです(泣) これからもこの作品をよろしくお願いします!本当にありがとうございます! (2020年4月23日 22時) (レス) id: fe3260901f (このIDを非表示/違反報告)
奏 - 1年トリオが可愛すぎるし、それを見守る3年トリオが優しすぎてツラいです(笑)黒バスは秀徳最推しなので内容とかいろいろ歓喜です!! (2020年4月23日 21時) (レス) id: 4366abe273 (このIDを非表示/違反報告)
雪泉(プロフ) - RENさん» コメントありがとうございます!遅い更新になるかもしれませんが、頑張ります!RENさんも体調には十分気を付けてお過ごしください!本当にありがとうございます! (2020年4月22日 21時) (レス) id: fe3260901f (このIDを非表示/違反報告)
REN(プロフ) - 帰宅部の私がマネージャーになりました。めっちゃ面白いです。コロナで体調管理に気をつけながら更新頑張ってください。応援しています。 (2020年4月22日 18時) (レス) id: e1030c49e7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:雪泉 | 作成日時:2020年4月15日 14時