【黒子のバスケ】帰宅部の私がマネージャーになりました３【秀徳】

126個目 テスト勉強 ページ30

高｢Aちゃん、これ教えてくんね？｣

『んっとねー……これね、めっちゃいい覚え方あるよ！ワンピースのロー知ってる？』

高｢え？まぁ、人気だから知ってっけど…｣

『ローの名前って、トラファルガー・D・ワーテル・ローなの！時系列通りに並んでるからそのまま覚えてみて！』

高｢どういうこと？｣

『ナポレオンがイギリス海軍に敗れたのが1805年、これが"トラファルガーの海戦"。再起したナポレオン軍がイギリスとかの連合軍に敗れたのが1815年、これが"ワーテルローの戦い"』

高｢あ、なるほどな！すっげぇ！めっちゃ覚えやすくなった！｣

『ふふんっ、丸暗記しなくてもこうやって覚えたりするのもひとつの手なのだ！』

私はドヤ顔をし胸を張った

『ちなみに世界史の事をもっと簡単に知りたいならヘタリアを観ることをオススメする！』

高｢あー…機会があったらな！｣

緑｢はぁ、お前は相変わらずだな…｣

『え』

何故か緑間くんに呆れられた
高尾くんもこの言い方だと見ないな
1話5分とお手軽だし、気付けば国の名前とか覚えられるのに(ヨーロッパ系列のみだが…)
めっちゃ面白いのにー……


それから案外勉強会は捗り、あっという間に2時間を過ぎていた


高｢っだー！疲れたぁ…バスケしてぇ…｣

『んーっ…首が…』

緑｢おい高尾、勝手に人のベッドで寝るな｣

一旦休憩に入ることになった
高尾くんは緑間くんのベッドで横になっている
ちょっと羨ましい……←

高｢俺、気分転換にコンビニ行ってくるわ！2人の分も買ってくるからさ！｣

『えっ、そんなの悪いよ！一緒に…』

高｢いいって！すぐそこだし！｣

緑｢高尾、お汁粉｣

高｢わーってるって！Aちゃんは？｣

『えっ、じゃあ……チョコ！』

高｢ぷっ、おっけー！w じゃあ行ってくるわ！｣

そう言って高尾くんは財布を持って部屋を出ていった
基本騒がしい高尾くんがいなくなり、急に部屋が静まり返る


あ…今、緑間くんと2人きりだ


そう気付いてしまってからは急に緊張してしまう
いつもならふざけられるのに何を話していいか分からない
そもそも緑間くんの顔すら見れない
どうしよう…どうしよう…

緑｢A｣

『っ、な、なに？』

緑間くんに急に声を掛けられ、声が裏返りそうになる
必死に平常心を保とうとするが心臓の音がうるさい

緑｢……お前は、｣









緑｢好きな人はいるのか｣

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