【黒子のバスケ】帰宅部の私がマネージャーになりました３【秀徳】

125個目 テスト勉強 ページ29

休日___

『えっと……ここら辺だよね…？』

緑間くんに教えてもらった住所を頼りに緑間くんの家へと向かっていた
手にはお世話になるということでお汁粉と緑間くんの家族への菓子折り
辺りをキョロキョロしていると見覚えのある表札を見つけた

『うわ…いいお家だ…』

毎日ラッキーアイテムを持って歩ける所を見ると、まぁまぁ良いところの息子だろうとは思っていたが…

軽く息を吐いてインターホンを押した

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝ

緑《はい》

『あ、緑間くん、Aです』

緑《今行くのだよ》

ﾌﾞﾁｯと通話が切れる音がし、少し待つと緑間くんが出てきた

『緑間くん、今日はお世話になります！』

緑｢あぁ、高尾も来ているのだよ｣

緑間くんにお汁粉と菓子折りを渡すとほんの少しだけど目が輝いていた
緑間くんの部屋に案内されると高尾くんがすでに座っていた

高｢お！やっほ、Aちゃん！｣

『おいっすー、高尾くん』

緑｢飲み物を持ってくる、適当に座っていろ｣

『あいあいさー』

高尾くんの隣に座り、勉強道具を取り出す
ちなみに私は苦手な教科の化学と数学を持ってきた

高｢Aちゃん、化学と数学が苦手なの？｣

『うん、何か苦手。公式があっても応用になると分かんなくなる。高尾くんは……世界史？』

高｢おう、年代とか細すぎてどうも好きになれなくてな｣

そんな話をしていると飲み物を持ってきた緑間くんが戻ってきた

そんなこんなで勉強会が始まった

高｢真ちゃんはこれと言って苦手な教科とかなさそうだな｣

緑｢特別苦手な教科はないのだよ｣

『おぉ…流石人事尽くし…』

緑｢おい、そのあだ名みたいな呼び方はやめろ｣

『聞こえてたか……』

小さな声で呟いたつもりだったがさすがに聞こえたらしい

『逆に2人の得意教科は？』

高｢俺は英文法！｣

緑｢俺は化学と生物だ｣

『私は世界史』

高｢お！マジ！？じゃあ世界史教えてよ｣

『私に任されよ！緑間くん、化学教えて！』

緑｢ふんっ、仕方ないのだよ｣

それからお互い苦手な教科を教わり、得意教科は教える
それ以外にもお互いに問題を解き合って勉強した

『緑間くん、これ教えて』

緑｢それは、xをここに代入するのだよ。引っかけだな、問題文のここにヒントがあるのだよ ｣

『……あっ、解けた！なるほどね！ありがと！』

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