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WC都予選決勝リーグ 3試合目
私達の相手は泉真館。
隣のコートでは誠凛と霧崎第一が試合をしていた。
正直、見ているだけで気分が悪くなる試合だった。
特に木吉さんへのラフプレーが目立っていた。
途中まで日向さんのスリーが思うように入らず、誠凛は苦しい展開だったが黒子くんの作戦により少しずつ追いついていく。
そして終盤で日向さんのスリーが決まり出した。
結果、76−70で誠凛の勝利
ひと足早く、ウィンターカップ出場を決めた。
こちらも最終Q。
泉真館には緑間くんを止められる人がいない。
最後に緑間くんのスリーが決まり、112−81で勝利。
私達秀徳もウィンターカップ出場を決めた。
高「よっしゃー!!ナイッシュー!真ちゃん!」
緑「当然なのだよ」
『やったー!!!2人ともナイスー!!』
私の声援に2人は私の方を振り向き、手を挙げて応えてくれた。
控え室に戻り、私は荷物の片付けをする。
緑間くんはいつものようにテーピングを巻き直していた。
高「真ちゃんっ」
テーピングが切れた事を察し、すぐさま予備を投げる高尾くん。
本当によく見えてるなぁ。
大「忘れ物はないな!帰るぞ」
『よいしょっと…』
ボトルやタオルの入ったバック、備品が入ったいくつかのバックを持とうとすると、
高「はーい、持つよ」
『えっ』
緑「貸すのだよ」
『は?』
気付けば自分の荷物以外を緑間くん達が持っていた。
『ちょっと待ったコール!!』
木「ネタが古すぎるぞ、A」
『それに気づく木村先輩も同類ですよ、ってか待って2人とも!!荷物私が持つから!!』
高「聞こえないなー」
緑「うるさいのだよ」
『相変わらずいろいろ理不尽!てか2人は試合したんだからそんな事しないでいいって!』
必死にバックを奪おうとするが上手く避けられる。
高「言うほど疲れてねぇから平気だって」
緑「さっさと帰るぞ」
『いいからそいつをこっちに渡せ!!!』
宮「試合やったあとだってのに元気だな、あいつら」
大「いいじゃないか、緑間も笑うようになったし」
木「3人であーやってる時楽しそうだもんな」
私達がわいわいやってる時に先輩達はそんな事を話していたそうな。
結局荷物は返してもらえませんでした、くそっ!!
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雪泉(プロフ) - 奏さん» コメントありがとうございます!意外に秀徳のお話が少ないなと思ってもう自分が書いてしまえ!という感じで始めました!自己満なお話ですが、喜んでもらえてすごく嬉しいです(泣) これからもこの作品をよろしくお願いします!本当にありがとうございます! (2020年4月23日 22時) (レス) id: fe3260901f (このIDを非表示/違反報告)
奏 - 1年トリオが可愛すぎるし、それを見守る3年トリオが優しすぎてツラいです(笑)黒バスは秀徳最推しなので内容とかいろいろ歓喜です!! (2020年4月23日 21時) (レス) id: 4366abe273 (このIDを非表示/違反報告)
雪泉(プロフ) - RENさん» コメントありがとうございます!遅い更新になるかもしれませんが、頑張ります!RENさんも体調には十分気を付けてお過ごしください!本当にありがとうございます! (2020年4月22日 21時) (レス) id: fe3260901f (このIDを非表示/違反報告)
REN(プロフ) - 帰宅部の私がマネージャーになりました。めっちゃ面白いです。コロナで体調管理に気をつけながら更新頑張ってください。応援しています。 (2020年4月22日 18時) (レス) id: e1030c49e7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雪泉 | 作成日時:2020年4月15日 14時