48個目 インハイ決勝3 ページ49
しまった、ポロッと口から出てしまった。でもそうとしか思えないじゃん!!!
ごめん睨まないでください!!!
宮「お前も学習しねぇな」
『
木「なんで略すんだよ」
ビーッ!タイムアウト終了です
その合図とともにみんなまたコートへと戻る。
流れは秀徳ペースだ。宮地先輩がスティール、そのまま高尾くんへとボールを回しゴールが決まる。
大「ペースは俺達が掴んでる!いつも通り攻めるぞ!」
黒子くんは高尾くんが封じ、インサイドは先輩達、アウトサイドからは緑間くん。
秀徳に死角はない。
そしてそんな誠凛に対し、緑間くんは追い打ちをかけるようにセンターラインからスリーを放った。
『すごっ』
何回見てもえぐい、でもそれは緑間くんの努力があるから。少しではあるが見てきたから分かる。
そしてボールを火神が持ち、緑間くんと1on1になるとスリーを打った。
と思いきや、外れたボールを火神くんは自分でダンクして決めた。
『えぇ!?マジ!?ひ、1人アリウープとか…』
発想もそうだが、それを決める彼もすごい。
だが、そんな誠凛に緑間くんはもっと追い打ちをかけた。緑間くんがゴール下からシュートフォームをつくったのだ。
ボールが高く、高く放たれた。
緑「そんな手前ではないと言った筈なのだよ……俺のシュートレンジはコート全てだ」
緑間くんのスリーが決まり第1Qが終わった。
中「あちらさんは何としてでも緑間を止めに来るよねぇ…うん……まぁいくつかパターンあるけど…どうしよっかなぁ……」
中谷監督の独り言が多い。めっちゃ気になっちゃう。
そんな事を考えていると緑間くんが口を開いた。
緑「監督、第2Q全部、俺にボールをください」
流石の私もヒュッと息を呑んだ。
宮「監督ぅ…こいつ殴ってもいい?」
木「宮地、パイナップル投げるか?うち八百屋だし」
大坪先輩は額に青筋が張り、宮地先輩も木村先輩も手が出そうなレベルだった。
高「だっはっはっ!wどんだけ唯我独尊だよ!マジ好きそーゆーの!www」
緑「どんな手で来ようが全て俺が叩き潰す」
中「ふむ………よし、今日のワガママ3回分で手を打とう」
監督の言葉に全員が驚きの表情をうかべた。
宮「マジっすか監督!?」
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作者名:雪泉 | 作成日時:2020年3月10日 19時