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高尾side
Aちゃんの好意に甘え、真ちゃんと2人でバスケコーナーに来ていた。
つっても今は必要な物はないし、何か新作が入ってないか見に来ただけ、すると真ちゃんが携帯を片手に何か考えていた。
「真ちゃん、どうしたの?」
緑「…今日、〇〇座はおは朝占いで最下位なのだよ」
「え、そうなの?」
そう言って真ちゃんは俺に携帯を見せた。
"最下位 〇〇座 今日は見知らぬ異性に対する運がありません!1人で出かける際は気を付けて!"
まじかよ。
だとしたらAちゃんを1人で行かせなくてよかったな。
緑「電車の時は俺達がいたからよかったが……」
俺はその一言を聞いて、ハッとした。
"《1人で》出かける際は気を付けて!"
「真ちゃん、Aちゃんの所戻ろう」
緑「あぁ」
真ちゃんも察したのか今日は素直に頷いた。
何もなけりゃいいんだけど…
side終
『……それにしても私が痴漢に合うとは』
絶対合わないしー!とか笑ってた頃の自分よ……世の中にはそんな男もいるぞ、気を付けろ…
とりあえず待っている間は暇だったので携帯をいじっていると
「あの……」
『はい?…え、えっと…』
「今1人ですか?」
今日の私は一体どうしたんだろうか、見知らぬ男の人に声をかけられる呪いでもかかったか。
もう私のライフはゼロよ…!!!
ホイミも使えないのに!!(ドラクエの回復魔法)
『いや…友達を待ってるので……』
「じゃあ1人なんだね」
友達おる言ったやん…!!!
人の話聞かない系男子なんだね!!(泣)
「ご飯でもどう?美味しいお店知ってるよ」
『いやっ、お腹すいてないんで…』
「こんな大荷物大変だよね?持ってあげるよ」
『いやいやいや!大丈夫です!マジで!!』
買い出しの袋を持とうとするので必死に大丈夫だと伝えながら袋を守った。
そんな今の私に1番適した言葉を思い出した。
なんて日だ……!!!
小峠さんありがとう…←
いや、そんな事言ってる場合じゃない。
結構焦ってる。
「女の子1人置いてどこかに行っちゃう友達なんて放っておいて遊びに行こうよ、何でも買ってあげるよ?」
なんだろう、私が思ってるナンパとは違うな。
小説とかだったら、もっとこう、チャラチャラした人が数人で「今暇なの?じゃあ遊び行こう!」みたいな感じで腕掴んでーみたいな感じじゃん!
話が違うよ!!めっちゃネチネチした感じの人なんですけど!気持ち悪い…!
『いや…っ、あの、』
誰か助けてえぇぇ(泣)
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作者名:雪泉 | 作成日時:2020年3月10日 19時