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『すぅ……っ、これからー!!!マネージャーとしてー!!よろしくお願いしまぁぁす!!!』
高「だっはっはっは!wwww」
緑「うるさいのだよ!もっと普通に言えないのか!」
『私の気合いと覚悟を見せようと思って』
レアだよ?私がこんな声張るの、それにサマーウォーズみたいだ。
高「ひぃっww腹痛てぇwwまっ、何はともあれこれからよろしくな!」
緑「…精々頑張るのだよ」
2人にマネージャーやります宣言をした後、片付けをして帰る準備をした。
先に体育館の外で待っていると、
高「おーい、Aちゃん!」
『………そ、れは、なんだ?』
高尾くんが乗ってきたものはただの自転車だが、その後ろについているものに目がいって仕方ない。
だって…
高「ん?これ?チャリアカー!」
『チャリアカー……』
リアカーがくっついてる。
緑「早く乗るのだよ、A」
これに乗るの?え、まじ?
『え、これに…?』
高「遅くなったから送ってくぜ♪」
なんか2人ともすごい当たり前感出してるけど私がおかしいの??
『じゃあ、お願いします…』
色々諦め、ゆっくりとリアカーに乗り込むと高尾くんが漕ぎ出した。
あ、意外に快適かも、…それでも日中は乗りたくないがな。
そして明日、中谷先生に入部届を出しに行く。その時点で私は秀徳バスケ部のマネージャーになる。
『にしても私が部活に入るとはな〜』
高「いやー、ほんとよかったぜ!な?真ちゃん」
緑「ふんっ」
『緑間くんはあれですか?ツンデレですか?』
緑「ツンデレじゃないのだよ!」
『自覚ない人はみんなそう言うんだよ…』
高「ww」
『………2人とも』
高「ん?」
緑「なんだ」
『えっと…これからよろしくね?』
高「こちらこそよろしくな♪」
緑「あぁ」
明日から頑張るぞー!
▼
次の日、中谷先生のところへ入部届を提出しに行った。今日紹介してそのままマネージャー業をさせるとの事。
『失礼しました』
職員室を出ると、見覚えのある人と鉢合わせた。
大「あ、君は……」
『こんにちは』
大「もしかしてマネージャーに?」
『はい、丁度今中谷先生に入部届を出しに行ったところです。あの、今日からよろしくお願いします』
キャプテンと思われる先輩に深くお辞儀をした。
大「あぁ、最初は大変だろうがよろしく頼む。何かあればすぐに言ってくれ、それじゃあ部活でな」
『はい、失礼します』
めっちゃ良い人!キャプテンなんだろうな〜、あの暴言先輩よりずっと素敵な人だ。
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作者名:雪泉 | 作成日時:2020年3月10日 19時