桃井さつきに成り代わったから、とことん原作を直してやろうと思った。

忘れかけた設定 ページ6

とある試合にて。









「青峰50点目ー」


「なんて奴だ、止まんねー!!」









青峰は、急成長を遂げていた。
他人との差を観客に、味方に見せつけ、笑っていた。









「(おいおい、もしかして…一番絶好調なのって…オレじゃねーの!?


ははっ、負ける気がしねぇー)」









＊









「桃井。少し、頼まれてくれないか？」


「なに？」


「この書類なんだが……」









原作通り、というか、最近は赤司に何らかの書類の整理を頼まれることが多い。
それにはやはり調べることも必要で、情報収集なども得意になってしまった。









「──視線誘導に応用する訓練と言った所ですね」


「あ」









帰宅時、見知った影が二つ。









「つまり、」


「黒子君、大ちゃん」


「！桃井さん……」


「よおA。今日部活来てなかったな」


「今日は料研の方に行っててね。これ、いる？」









差し出したのは、今日作った唐揚げの入ったパック。
一応オレ、料研だからね？ね？









「お、さんきゅ」


「え、ちょっと今食べるの？」


「うめー！つか、テツ、なんだっけ？」


「ああ……えっと……とりあえず、ボクにもくれませんか、唐揚げ」

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