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視界が暗転した ページ37

いきなり、視界が暗転した。
家で寛いでいればいきなり、だ。
ライトが何かしたのかもしれない、と思うより先に、明るくなった視界の端に、ライトが映った。









「……どこだよ、ここ」


「過去だよ、過去。君が頼んだんじゃないか」


「つっても、速すぎねぇか?」


「シークに直段したら即だったのさ。多分この中に黒子のお母さんがいる」


「この中から、探すのかよ……」









現在オレ達が立っているのは、大きな交差点の手前の歩道。
周りが妙な目でみてこないということは、ちゃんと配慮はしているらしい。
パッと見200人は超す数だ。
この中から探すとなると……。









「あ、そういえば……容姿、さつきのままなんだな」


「細かいところは気にせずに。写真で見たんだよね?お母さん」


「ああ。……あー、似てる人結構いるし……」


「あ、あれじゃないかい?」


「え?ああ、そう言われれば確かに……って速いわ!」









ライトが指差した方を見れば、そこには黒子の髪を黒に染め、女にしたような人が歩いていた。
その人だった。
本を読みながら歩いている。
マジかよ、交差点でかよ。









オレは彼女に近づき、くいっと服の袖を引っ張った。









「お姉さん」


「……あ、へ?」


「信号、赤ですよ。本読みながら歩いたら危ないですよ」


「……ごめんなさいね。ありがとう」


「お姉さんって、お名前何ていうんです?」


「え?……黒子、真凛。あなたは?」


「私は──ああ、もう時間みたいです」









体が透けてきた。
この人が黒子の母親であることを確認したからだろう。
オレは黒子さんに手を振りその場を去った。









そしてまた、視界が暗転した。

まさかとは思ったが→←黒の申し子



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設定タグ:黒子のバスケ , 桃井さつき成り代わり , 逆ハー   
作品ジャンル:アニメ
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みずあいす - プーさん大好きさん» ただいまです!これしか言えませんが許してください笑笑 (2017年5月13日 17時) (レス) id: eea04fc780 (このIDを非表示/違反報告)
プーさん大好き - お帰りなさい!!これしか言えませんが許してください。更新頑張ってください。応援してます。 (2017年5月12日 21時) (レス) id: 31dc8f72b4 (このIDを非表示/違反報告)
翠玉未麗*ボード不調(プロフ) - みずあいすさん» ネタバレ盛大すぎ……!(( (2017年5月12日 10時) (レス) id: a813412baf (このIDを非表示/違反報告)
みずあいす - 翠玉未麗*ボード不調さん» 早いですなぁ。盛大なネタバレを致しますと、また過去に行きますかね (2017年5月11日 22時) (レス) id: eea04fc780 (このIDを非表示/違反報告)
翠玉未麗*ボード不調(プロフ) - おおお、もう三部……楽しみですなあ。原作の前って言うと、帝光以前の話ですかね……? (2017年5月11日 13時) (レス) id: a813412baf (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:みずあいす | 作成日時:2017年1月14日 12時

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