隣の家の宮篠さん (ページ4)

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【近所迷惑 3】ページ4

教室に入れば友人の1人ががこちらによってくる。

「陸っ、お前今日も宮篠さんと一緒に登校してきたのか？うらやましいなぁ。どやったらあんな美人と仲良くなんだよ」

「家が隣なだけだって、それにほらっ！学校じゃそんな話さないだろ？大して仲良くもないから！」

仲良くなりたいならこのポジションをいつでも譲ってやる。早々にこんな役目を投げ出してしまいたい。
俺は仲良くなるなら普通の美人と仲良くなりたい。頭のネジが外れてない、悪戯もしない普通の可愛い女子とだ。
無論そんな話は夢のまた夢なのだが理想を語るくらい許してほしい。

「あーでも宮篠さん。三年男子に人気あんだって下手すりゃお前恨まれんぞー」

ほらきた。こういうことがあるから嫌なんだよ。
まぁ校舎裏の呼び出しとか、集団リンチとかはアニメの世界だ。この美しい3次元でそんなことあるわけない。

「いやいやいや。そんな理不尽なことってないだろ。知人か他人かさえも怪しいし……」

といえば。いや知人ではあるだろ！っと友人に言われる。
やめてほしい率直に
あんな悪魔と鬼を混ぜたような人間が知人とか俺の人生に問題を来す

恨まれれないといいなぁ。なんて思ってクラスの人混みに目をやれば。
楽しそうで呑気な宮篠さんが目に入った。