第九話 ページ9
「大丈夫でしたか？」
青「…うん、ごめんね、こんな情けない所見せちゃって」
「そんな事ないです。それより怪我が…」
青「あ、平気！絆創膏持ってるから、…って多分、こんな所が駄目なんだろうなぁ…」
落ち着けるかなと思ってカルピスをあげたけど、それには手をつけず怪我をしたところを軽く手当する青木、さん。
「こんな所って、青木さんは青木さんなのに…」
青「でも、男がこんなだったら気持ち悪いって思われるのも仕方ないし」
「………………………ん？」
青「ん？」
こてん、と可愛らしく首を傾げる青木さん、だけど、今なんか、変な単語が。
おーい、なんて私の顔の前で手をふりふりしてる姿はなんらそこら辺の女子生徒と変わらないのに。
「…………青木、さんって、男、なんですか」
青「えっ、そうだよ？」
「……………ゴメンナサイ」
青「何が？！…あっ、全然平気だよ！よく間違われるし！気にしないで！」
って言ってくれるけど、そっか、こんな、こんなに可愛らしい男の子なんているんだ、この世の中に。
最初に抱いてた嫉妬とかなんやらが混ざりあって本当に申し訳なくなった。
恥ずかしい、穴があったら入りたい。
青「えっと、その…」
「……椙山です」
青「椙山さん、本当にありがとう。おかげで大事な子が守れたの、ほんとに良かった」
ぎゅっと持っていた箱を抱きしめ、綺麗な笑顔でこちらを見上げる…青木、先輩。
青「…あっ、もうこんな時間！ごめん椙山さん、これから部活だから今度会った時お礼させて！
……っと、これ俺の連絡先！またね！」
「えっ、さすがに悪いですって！……行っちゃった」
きゅっと包まれた紙を広げると、急いで書いたとは思えないほど綺麗な字で 青木滉平 という名前とLINEのIDが書かれていた。
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塩麹。(プロフ) - ふうかさん» ありがとうございます！地道にゆっくりと頑張らせていただきます。更新を楽しみにお待ちください！ (2021年12月14日 1時) (
レス) id: cc7b208a8b (このIDを非表示/違反報告)
ふうか - すごく面白いです!!続きが気になります!!更新待ってます！！ (2021年12月13日 1時) (レス) @page24 id: c4a626600f (このIDを非表示/違反報告)
塩麹。(プロフ) - Hano.さん» ご報告ありがとうございます。見直し次第修正させて頂きます。 (2021年9月21日 20時) (レス) @page7 id: cc7b208a8b (このIDを非表示/違反報告)
Hano.(プロフ) - 7話の主人公の名前がなぜかAになってます。 (2021年9月21日 16時) (レス) @page7 id: ab344dd67b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：塩麹。 x他1人 | 作成日時：2021年9月17日 23時
