隊長。なぜ私はあなたの彼女になったのでしょうか Part2

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山崎視点





伊東 ｢君も理解しえないか、篠原くん。武士にとって最大の不幸はなんだと思う？それは理解されないことさ。いくら才能を持ち合わせていようと、いくら努力していようと、それを理解されない。それに見合うだけの評価をされない｣



俺が廊下を歩いていると、そんな話し声が聞こえて耳を近づける



伊東 ｢器に見合うだけのエサを貰えない、これほどの不幸はない。趙の李牧しかり南宋の岳飛しかり、愚鈍な君主に使えその才と共に消えてった名将達のなんと多い事か。僕もまた長く真の理解者を得なかった。学問所で神童とうたわれていた時も、名門北斗流で皆伝を得、塾頭に命じられた時も。ついには時流に乗り攘夷の徒とさえ交わった。だが、どこへ行こうも僕の器が満たされることは無かった｣


盗み聞きしていることがバレたら殺される。そう思いながらも話を聞き続ける


伊東 ｢それが、まさかこんな所で出会えるとは。あの男だけが僕を知っている。あの男こそが最大の理解者だ。あの男だけが知っている。 僕が真選組の器だけではとどまらないと…… 近藤勲の下でおさまらないと…。あの危険な男も消えた。そしてあの男に忠実なメス犬もいなくなった……近藤勲を暗殺し、真選組を我がものにする｣




……あの男……やはり副長の言う通り。


副長に伝えなければ！このことを！


Aちゃんに伝えなければ！コイツがメス犬って言ってたこと！






伝えるために走ろうとすると…… 振り向く伊東と目が合った……







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銀時は、その煙を見るなり目を見開く




銀時 ｢お前、ひょっとして｣




土方 ｢やれやれ、最後の1本吸いに来たら目の前にいるのがお前らだとは……俺もヤキがまわったもんだ、ワラだろうがなんだろうが吸ってやらぁ。いいか、1度しか言わねぇ。最初で最後の頼みだ｣






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山崎 ｢はやくっ！！早く副長に知らせないと！！｣



すると、目の前に男が現れ…… その男の刀は、俺の腹を貫通した





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A『……私たちにはもう時間がありません』



土方 ｢頼む……俺達の真選組を……｣



A『私たちの仲間を』






A＆土方 『｢守って くれ/ください｣』









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新訳紅桜篇10周年！！
おめでとうございます！

マニアは三つ欲しい→←キャラ達から皆様へ

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