真選組の危険 ページ36
○月✕日
総悟とAは近藤の部屋に呼ばれ向かっている。
A『新隊士。どんな人なんだろうか』
総悟 「……ろくな奴が来なさそうだな」
なんて話をしながら近藤の部屋に入る。
部屋の中にはタバコを吸っている土方。ニコニコと笑う近藤と……
Aの兄。 空海(くうかい)がいた。
A『……ッ……お……まえ』
近藤 「おぉ!来たか!待ってたぞ」
空海は変装をしており、皆危険なやつだと気づいていない。
そりゃそうだろう。 近藤や総悟、土方達が兄の存在を知っていたとしても。名前も。どんなやつかも分からない。 一度も会っていないのだから。
空海 「空海といいます。よろしくお願い致しますね」
不吉な笑みを浮かべてこちらを見てくる。
近藤 「空海くんは1番隊に入れることにした。Aに憧れて入ってきたそうだ。」
空海 「俺、死神族っていう種族なんです。死神族と薔薇族は同じ星に住んでいたのですから、Aさんも分かるでしょ? Aさんのこと憧れてて……だから仲良くしてださいね!」
総悟 「死神族…… たしか……Aの家族も死神族だったんだっけか?」
そう。Aと家族は種族が違う。 たまたま何かの間違いで死神族の家系から薔薇族が産まれてしまい、死神の血が混ざったからAの薔薇が黒色なのだ。
A 『こいつが……こいつが隊に入るなら私は真選組を辞める!!!』
Aが急に怒鳴り始めた。
総悟 土方 「「?!?!」」
近藤 「お おい、どうしたんだA」
Aの顔色がどんどん悪くなっていく
これを見た土方と総悟は空海を見て怯えているということに気がつき、
空海は叫ぶAを睨む。
すると
A『いやだっ!いやっ…… ドサッ』
Aは気絶して倒れた。
空海 「Aさんは俺が運んでおきますね!」
空海はAに近づきAを持ち上げようとする
すると土方が空海の手を抑え、総悟がAを持ち上げた。
総悟 「コイツァ俺の女でさァ。勝手に触んないでくれやすかィ?」
そういって空海を睨む。
土方 「総悟。Aをつれて俺の部屋に来い。話がある」
総悟 「へい。」
そういって総悟と土方はAをつれて近藤の部屋から出ていった。
近藤 「あ……気にしなくていいよ。空海くん。」
そういって近藤も部屋から出ていった
空海 「はい!……チッ………………3人に勘づかれちまった…」
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作者名:霊丸 | 作成日時:2019年12月11日 16時