第25話 ページ26
今日も私はいつものように瀬名先輩お弁当を食べていた
そんな時声をかけてきたのは鳴上くんだった
「ねぇAちゃん。あたし思ったことがあるの」
A「なに？」
「このまま泉ちゃんばかりに頼ってばかりじゃダメよ！」
A「……え」
急になんだろう
つまり自立しろってこと？
「どういうこと？ナッちゃん」
「今は泉ちゃんがお弁当を作ってくれてるからいいけど将来Aちゃんが結婚した時に料理ができなくて愛想つかされちゃうかも！それに泉ちゃんがお弁当作るの面倒くさがってやめちゃう可能性も…」
勝手に空想の相手と結婚させられた挙句勝手に愛想をつかされた
いやそもそも私アイドルだしそれは無理なんじゃ
「は？そんくらいで愛想つかすやつにAはあげないけど。ていうか何で俺とまーくんがAを見る目のない馬の骨にあげなきゃいけないの？おかしくない？」
「いやバグりすぎでしょ。ていうか俺は好きで作ってるんだから勝手なこと言うのやめてよね」
「ねぇ、真緒ちゃんもAちゃんがしょうら……い……」
ん？鳴上くんが止まった？
私が後ろを振り返ると
「Aが結婚？俺に黙って？仮にも親なんだが？というか料理できないだけで愛想をつかす？お前が作れよ奥さんはお前の家政婦じゃねぇんだよていうかソイツが専業主夫になれば良くね？いやまずAの結婚相手は俺が知ってるかつ信頼出来るやつじゃないと……」
待って私結婚してないんだけど
A「真緒くん？ちょっと……え？凛月くん？」
「分かる。そもそも奥さんに全部任せるって考え自体ありえないよね？奥さんはロボットじゃないんだけど。待ってどうしよAを笑って送り出せる自信が無い。相手刺し殺しちゃいそう」
まずい悪化してる
物騒×2って……
「あの二人は放っておいて……早速放課後に料理の練習しましょ！題して「キラキラ！Aちゃんのお嫁さん修行」！！」
「ねぇナッちゃん、相手誰？確実に息の根止める」
「いいな！それか天祥院先輩に頼んで消してもらおうぜ！」
「すごいわねあんなキラキラした顔でAちゃんの未来の結婚相手の抹消方法話し合ってるわ」
過保護2人は置いておいて……料理を作るのはいい勉強になるかもしれない
……頑張ってみようかな
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作者名：みくる | 作成日時：2023年7月13日 1時
