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『っく、...っ、..ふ、』
教室から逃げ出してしまった。
逃げないって決めてたのに...。
溢れ出す涙は止まる気配もなくどんどん廊下を濡らしていった。
溢れる涙を拭いながら着いたのは保健室。
今は職員会議中だから誰もいない。
『失礼、します、』
誰もいないと分かっているのに声をかけてしまう。
休んだ人の欄に自分の名前を書き込み、理由をテキトーにつけてベッドに潜り込んで目を瞑った。
のはいいけれど、涙が止まる気配はない。
『っく、んく、みんなっ、いなくなればっ、いいのにっ、』
ほんと、私の敵なんていなくなればいいのに。
いじめてくる人もストーカーしてくる人も親も、みんな、みんないなくなればいいのに。
「なんでそんな悲しいこと言うの?」
『...誰、ですか』
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作者名:ゆうゆ | 作成日時:2017年12月27日 19時