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カァ、と今までにないくらいに顔が熱くて。
さっきよりも鼓動が速まる。
「信じてもらえていないようだったので」
『し、信じてますよ!!た、例えですよ!?夢っていうのは…!!』
「……」
『……っ、』
ダメ、恥ずかしくてしょうがない。
だって鬼灯様はいつもの変わらない顔でこちらを見てるんですもの!!
む、無理っ…
私はいてもたってもいられず、鬼灯様に絡めていた腕を解いてとりあえず距離を取ろうと一歩下がった。
けれど鬼灯様はそうはさせてくれなかった。
『え、ちょっ…』
鬼灯様は離れた私の腕を簡単に捕まえるとそのまま顔を近づけてきて。
『んっ、』
「……」
二度目の、キス。
『っはあ、ほ、ほおず、んっ…、』
しかも長い。
恥ずかしくて目を開けていられずギュッと瞑る。
鬼灯様、
ほおずきさま、
頭の中は鬼灯さまでいっぱいだ。
いつもの何十倍も。
『く、るし…っ、』
キスなんてしたことのない私は息の仕方も分からなくて、
苦しくなって鬼灯様の胸をトントンと叩けば
ゆっくりと唇を離す鬼灯様。
その唇はいやらしく濡れていて。
い、色気がっ…
「申し訳ないです、可愛らしくてつい」
『かっ…!?夢!?これ夢!?それとも鬼灯様何か変なモノでも食べました!?』
「夢じゃないですし食べていません。それ以上何か言うのならもう一度…」
また騒ぎ出した私に鬼灯様は、長い指で私の唇をツーっとなぞると意味ありげに私を見下ろす。
『だ、黙ります…』
やばい…
死んじゃう…
余裕ありすぎな鬼灯様…心臓に悪い…
一緒にいたら心臓もたない…
キ、キスしちゃったし…
鬼灯様の唇、柔らかか…
何考えてるの私!!
破廉恥!!
「何か変な事でも考えているんですか?」
『ふぇ!?い、いえ!?何も!?何も考えていませんでしたよ!?」
「そうですか?」
『はい!』
鬼灯様は私の返事を聞くと特にそれ以上聞くこともなく時計を取り出し時間を確認すると
パチッと蓋を閉めて
「…ではそろそろ昼食でも食べに行きましょうか」
とそう言って。
恥ずかしさで俯いて、もじもじしている私の頭にポンっと優しい手を置いた。
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みぃーこ - 凄く、よかったです!鬼灯が裏では夢ちゃんの事愛してた、、!ヤンデレ出たらもう最高、、(性癖ですごめんなさい、、 (11月9日 16時) (レス) @page27 id: d99dd44019 (このIDを非表示/違反報告)
マジ - マジでとっってもキュンキュンです! (9月27日 22時) (レス) @page27 id: 2ded5cc478 (このIDを非表示/違反報告)
夕 - とても面白かったです‼️ (8月9日 2時) (レス) @page27 id: 2cd608cf26 (このIDを非表示/違反報告)
tenp_555(プロフ) - 心臓が危ない……書いてくれてありがとうございます! (7月16日 10時) (レス) id: 8d249629d3 (このIDを非表示/違反報告)
Nami - 夢主が薬で白澤さん好きになって鬼灯さんを威嚇したとき、鬼灯さん内心焦ってたりとかしてたりして…?☺️ (7月9日 19時) (レス) id: 7f8b02d024 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まあり | 作成日時:2020年11月6日 21時