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次に起きたのは朝方だった。


起きた時にはしのぶさんはいるはずもなく、煉獄さんの羽織も無くなっていた。その代わりにあったのは書き置きで。煉獄さんとしのぶさんは仕事へ。煉獄さんの帰りは昼前だと。そう書かれていた。



『……喉、乾いた、』



人の家をうろちょろするのはどうかと思ったが喉の渇きに耐えられずゆっくりと立ち上がると襖を開けた。













『……ふぅ。…………あ、』



喉を潤し、何となくキョロキョロと辺りを見回すと目に止まったのはたくさんの野菜。



…煉獄さんが帰ってくるまでに料理でもしようかな。

少しでもお礼をしたいから。これでも料理だけは出来る方だと思うし。



売られてから毎日作らされていたからね。

最初は酷かった。

不味いと捨てられ、何度も叩かれた。

けれど徐々に出来る様になって、食べてもらえる程になった。


…特別美味しいってわけじゃないだろうけど。食事について文句を言われる事はなくなった。


……だから多分、もう不味くはないはず。



『よしっ、』



幸いな事に手に怪我はしていなかったみたいで、料理も出来るはずだ。


少しだけ背中の傷が痛むのは大丈夫。



我慢出来る程度だから。


そして私は気合を入れて、料理を始めた。













「戻ったぞ!体はどうだ!」


『…っあ、れ、煉獄…さん、』



昼前。

書き置きにあった通り、煉獄さんは帰って来た。



「うむ!ところでどうして立っているのだ?胡蝶は安静にしていろと言っていたはずだが!」


『あ…、』



わ、忘れてた…


手当をされていた時にすごく言われていた事を。絶対安静。何かあれば煉獄さんに言う事。痛み止めも……



『って!!!あ!!!薬!!!』



忘れてた!!


私は急いで枕元に置いてあったしのぶさんからもらった薬を手に取って、持って来てあった水でそれを流し込んだ。









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設定タグ:鬼滅の刃 , 炎柱 , 煉獄杏寿郎   
作品ジャンル:アニメ
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まあり(プロフ) - annkoさん» あああっ貴重な睡眠時間をっ…!?お礼を言っても伝え切れないです…!ありがとうございます!!お仕事、頑張ってください!! (2021年3月29日 16時) (レス) id: ff29d485fe (このIDを非表示/違反報告)
annko(プロフ) - あれから睡眠よりも続きを!…と、全て読破させていただきました!午前中の仕事に若干支障が出ています(笑)。でもそれよりも、もうニヤニヤして最高の時間でした…煉獄さん本当にかっこよすぎです!更新楽しみにしています(^^)頑張ってください! (2021年3月29日 12時) (レス) id: 0cc2afaf00 (このIDを非表示/違反報告)
まあり(プロフ) - annkoさん» annkoさんはじめまして!あああっ…お暇がありましたらぜひぜひ読んでみてください!コメントありがとうございます…!嬉しいです!! (2021年3月29日 7時) (レス) id: ff29d485fe (このIDを非表示/違反報告)
annko(プロフ) - こんばんは!はじめまして!素敵なお話をありがとうございます(^^) 煉獄さん…本当かっこよすぎて!お話の展開もとても好きです(^^)続きを全部一気に読みたいです!更新頑張ってください(^^) (2021年3月28日 23時) (レス) id: 0cc2afaf00 (このIDを非表示/違反報告)
まあり(プロフ) - まゆさん» わーーっ!!!嬉しいです!コメありがとうございます!とても励みになります〜! (2020年12月26日 16時) (レス) id: ff29d485fe (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まあり | 作成日時:2020年11月29日 19時

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