『7』の少女【しゅごキャラ！】

episode34 ページ40

（人1）side


ーーーーーーーー放課後ーーーーーーーー

コンコン


理事長室のドアをノックして入る。


（人1）「失礼します。司さん、なんの用ですか？」


ミュージックポップの方に行きたかった。
そんな思いが強く、反抗的な声で問う。


司「やあ、来たね。」


（人1）(やあ、来たねじゃなくて…違うでしょ！？)


（人1）「いや、呼ばれたんで…
…って先客がいらしたんですね…失礼しました。」


先客がいた。さすがに人様の前で偉そうな口は司さんに聞けない。
そっと部屋を出ようとしたら…


司「いやいや、君に合わせたかったんだ。」


（人1）「はぁ？聞いてませんよ！？」


ビックリして思わず叫んだ。


司「まあまあ、いいからいいから。」


司さんの無茶ぶりは今に始まったことはではないから、もういいんだけど。


（人1）「はあ、えっと…」


司さんは、司さんの隣にいる、真っ黒でネコみたいな人を指していった。


司「月詠イクトくんだよ〜」


（人1）(いや、紹介の仕方軽いな！)


心の中でツッコミ、自分も自己紹介をする。


（人1）「七瀬です。初めまして…」


司「イクトくんはね、外国に行ったことがあるんだよ〜」


え！？


イクト「アンタが連れ回したんだろ。」



（人1）「！？外国ですか！？外国ってどんなところですか！？」


目を輝かせている僕に月詠さんは一言。


イクト「は？」


司「（人1）ちゃんはね、他の子より“外”への興味がすごいんだ。」


司さんがなんか言ってるけど、僕には関係なし！


司「（人1）ちゃーん、今から、このイクトく…イクト兄さんと一緒に外に探検しに行っておいで〜」


（人1）「ハイ！よろしくお願いしますね！イクト兄さん！」


キラキラと目を輝かせている僕。
断らせさせないオーラを出す司さん。


月詠さ…イクト兄さんは渋々言う。


イクト「わかったよ…やればいいんだろ…」


わーいわーいと喜ぶ僕。



あとでこのテンションについて後悔するのに…

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