『7』の少女【しゅごキャラ！】

episode29 ページ32

（人1）side


ギイ…


？「（人1）ちゃん、ただいまですぅー」


プラネタリウムのドアが開いて、僕にそっくりな人が帰ってきた。
彼女はモモ。モモの能力、モノマネで僕のマネをしてもらっている。
モモのモノマネは、マネした人物と同じ大きさになれる。
司さんによると、モモのようなしゅごキャラは見たことないらしい。


（人1）「おかえり、モモ。お疲れ様！」


なぜ僕をマネてもらったかというと、プラネタリウムに迷い込んだ(？)日奈森さんがあの後どうするか気になったからである。
(その時、僕たちは席を外していた。)
僕のマネをしたモモと額を合わせる…これで、モモが見た景色を見ることができる。


（人1）「…空は…つながっている…か。」


（人1）「司さん、これ言わせるために、電源、ワザと落とさなかったでしょ？」


僕はモモに「戻っていいよ。」と伝え、隣に座っている、司さんにそう聞いた。


司「なんのことかな？」


紅茶を片手に目線だけ動かして、そう言ってくる。


（人1）「また、とぼけちゃって。こんな人が理事長な所、くるのやめとけばよかったかも。」


司「またまた、そんなことを。
ホントは来てよかったでしょ？」


僕にウィンクをして聞いてくる。


（人1）「…まあね…初めて見たこともいっぱいあったし…」


遠くで、チィたちがプラネタリウムを見て騒いでいる。それを見ながら僕は、紅茶を一口飲む。


司「そうそう、君にはガーディアンに入ってもらうよ。」


（人1）(また、司さんは、いきなりなんだから…それに驚かない僕。慣れってほんとに怖いなぁ)

そう考えながらも、冷静に聞く僕…


（人1）「ガーディアンって、日奈森さんたちが入ってるの？」


司「正解！
もう役職はいっぱいだから、君には特別に、『7』の役職をあげよう。」


（人1）(いや、そんな特別、べつにいらないんですけど。)


（人1）「『7』？」


司「そう。『7』。
7は幸せな数字。
そう考えられてきている。
だから、（人1）ちゃん。ガーディアンとイースターに幸せをもたらしてね。」


司「それに、名字にも７がついてるしね。」


（人1）「イースター？なんですか？それ。」


司「後々わかるよ。」

司さんは、またウィンクをしてきた。
そんな様子の司さんに僕は、大きなため息を漏らし、言う。


（人1）「嫌です。といってもダメなんでしょう？
…わかりましたよ。
明日にでも、ロイヤルガーデンに、行けばいいですか？」

そう聞くと司さんは…

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