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「 んんっ 」
優雅な鳥の鳴き声と、まるでお城にいるかのような感覚
最高に気持ちのいい朝を迎えたらしい。
「 …ここは、」
広すぎる部屋に大きすぎるベット、おまけにシャンデリア
見渡すとよく知る部屋だった。
「 ジス 」
「 おはよう 」
「 おはよ。あのさ、私 」
「 とりあえず先にご飯食べたら?」
昨日の記憶が全くない。
酔ってジスの家に泊めてもらったんだろうけど
ここに来るまでの過程が気になって仕方ない
「 うまっ」
「 二日酔いしてないの?あれだけ飲んで」
「 全然平気。そんなに飲んでた?」
「 うん、人が変わるくらい」
怖いな。
酔ったスンチョルと何か話してたとこまで
うっすらではあるけど、覚えてる。
肝心な話の内容が抜けてしまっている
「 私さ、変なこと言ってなかった?」
「 変なこと?」
「 その…そう、変なこと 」
「 あ〜スンチョルに告ってた事とか?」
「 …うそ 」
食べてる物が全部出そうになった。
酔った勢いで、この言葉を最近よく耳にするけど
まさか自分が酔った勢いで告白したって?
洒落になんないんだけど、それ
「 はは、凄い焦った顔してる」
「 ねえ本当に?どうしよう…」
「 ごめん、嘘 」
「 え、嘘?……この城壊す 」
変な溜め息が出た。
嘘つかれたのは今日一日絶対許さないけど
何がともあれ嘘ならそれでよかった。
朝から感情を忙しくさせないでほしい
「 本当のこと言うと、特に何もなかったよ多分」
「 多分ってなに、多分って」
「 そこまで2人の話聞いてなかったから」
定期的にお酒の力を借りるのはまだいいとする
でも、これからは人前で飲むのは控えよう。
こんなにハラハラしっぱなしの朝はごめんだ
「 あー、ジスあと一ついい?」
「 うん 」
「 何で昨日私を呼んだの?」
「 見てられなかったから 」
考えてもなかった答えが返ってきて
見てられなかったって私が?それともスンチョルが?
「 誰を…?」
「 さあね。それより面白い話があってさ、
スンチョルが会社潰してやるって言ってたよ 」
上手いこと逸らされてしまった。
何か一つでも思い出してやろうと考えても
恐ろしいくらい、何一つ思い出せない
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米(プロフ) - アユさん» すぐに飛んできてくれてるんですか!? 有難い…夜中更新が多くて申し訳ないです涙 大量に書き溜め中なのでもう少しお待ちください♪ コメントありがとうございます! (2019年9月1日 11時) (レス) id: 32ad3104a8 (このIDを非表示/違反報告)
アユ(プロフ) - いつも更新される度すぐに飛んできて読んでます!スンチが好きすぎる…更新頑張ってくださいね! (2019年9月1日 0時) (レス) id: 9c8e9d59d3 (このIDを非表示/違反報告)
米(プロフ) - さささ。さん» ありがとうございます!!私もさささ。さんの作品読ませてもらってます!真似したくなるだなんて…光栄すぎます!!お互い頑張りましょう!! (2019年8月14日 9時) (レス) id: 32ad3104a8 (このIDを非表示/違反報告)
さささ。(プロフ) - いつも更新楽しみに待ってます(´˘`*) とっても素敵な作品で 表現の仕方やらなにやら真似したくなっちゃいます(´∇`) 切なすぎて時々泣きそうになります。頑張ってください!!! (2019年8月12日 16時) (レス) id: 1d0b48d693 (このIDを非表示/違反報告)
米(プロフ) - 摩耶さん» コメントありがとうございます!切なくしすぎて私自身も心が痛いです…笑 (2019年8月2日 0時) (レス) id: 4ef344cc0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:米 | 作成日時:2019年7月18日 19時