おまけすんちょる3

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＿＿＿＿＿ これは私が高校生の時のお話









｢ やった〜またジスと同じクラス ｣


｢ ずっと同じだね ｣


｢ ここまでくると運命感じる｣








高校何年生の時だったかな、毎年恒例のクラス替え


ここに入学してから今までずっと
ジスとはクラスが離れたことがない。



私としては有難いことなんだけど。







｢ 毎年思うことがあるんだけどさ ｣


｢ うん ｣


｢ 今年こそは友達って呼べる女友達作るぞ！って
ほら、話す子はちょっといるけど友達じゃないじゃん｣


｢ あー、まあ｣


｢ だから今年は！ってとりあえず意気込んどくの｣





と、何かしらの目標が欲しくて毎年こう言うけど
その目標が達成されたことは一度もない。


作る努力をしないのもあるけど、お嬢様とは合わない
これが一番の原因であり言い訳である






｢ 毎回それ言ってるけど、そんなに女友達欲しいの？｣


｢ ジス、そんなに女友達が欲しかったら
それなりの努力してると思わない？ ｣


｢ してないね ｣


｢ そういうことだよ。｣





私の側にジスがいる限りは、一生友達とか
出来ないのではとたまに不安になるけど


最後は、それはそれでいいやってなる。






｢ 俺のせいで友達は疎か、彼氏も出来ないね ｣


｢ よくわかってるじゃん ｣


｢ でもAのせいで俺に友達が出来ないとか
彼女が出来ないことにはなんないし ｣


｢ そこが一番憎たらしいところではある ｣







男女問わず人気のあるジス

この学校にはAしか友達いないよって言ってくれるけど
いつか一人になるんじゃないかと怖くなる日も多くて







｢ ジスに彼女か〜 ｣


｢ 急になに？｣


｢ なんか想像出来ないなって ｣


｢ Aに彼氏の方が想像出来ない｣


｢ 多分出来ないと思う ｣





男性を好きになるって感情がわからない。

ここまでジスと一緒にいて、好きかと聞かれたら
人とか友達としては本当に好きって言えるけど
恋愛感情では？と聞かれてもそれは違うんだから。







｢ この学校で一番可愛い子に告白されたらどうする？｣


｢ 即答でOKする ｣


｢ はっ！！OKするんかい！！｣


｢ はは、嘘だよ。可愛いくて俺のタイプでも
Aを一人にさせるようなことしないよ｣







…たまにキュンってしてたけど









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