おまけすんちょる3

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｢ ジス休みか〜 ｣







一番辛いことと言えば、ジスが休みのとき




もちろん一日中誰とも話さず一人でいるわけで
これを機に友達を作る気にもなれない。








｢ …オレンジジュース買お｣







こういう学校の特権なのか何だか知らないけど
比較的ここはゆっくり時間が流れている。


お昼休みも2時間あるし、朝の登校も遅め




一人の時はお昼休みが2時間もあるのが苦痛。








｢ うわ最悪。お金ないじゃん ｣






財布忘れてたんだっけ、はは






｢ ああ何で今日に限ってジス休みなの？！｣






目の前に大好きなオレンジジュースが並んでるのに
たった200円ないせいで買えないなんて


仕方ないから引き返そうとした時だった









｢ あの ｣


｢ え？あ、私ですか？｣







ぷるぷるした目の人に声をかけられた。

すっっごいイケメンの








｢ はい。お金、ないんですか？｣


｢ あ、あはは聞こえてましたか ｣







お金ないこと聞かれてたとは

場所が場所だからお金ないこと結構恥ずかしい。





今は言われなくなったけど、ジスは今いないし
馬鹿にされるのかなと体が強ばるのがわかる。





すると差し出された100円玉2枚







｢ これで買ってください ｣


｢ え！いやいや！大丈夫です！｣


｢ でもそれ飲みたそうですよ｣


｢ 飲みたいけどそれはダメです！｣






心の底から驚いた。

私のこと知らないのだろうか、そうじゃないと
こんな親切に接してくるなんてまず有り得ない。




それともこうして買わせて、あとから見返りがくるのか







" 金ないんだろ？貧乏人 "


" 買ってあげるかわりに俺達のこと楽しませてよ "


" 生意気なんだよ貧乏人のくせに "








思い出すと怖くなる

親切な人かもしれないけど、やっぱり怖い。









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