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自己紹介 ページ3

.小南side



連れてこられたのに、いつまで経っても何もしないことにシビレを切らしたあたしは、ついに言った。


小南「ねえ、あの子誰なの?玉狛の子?見たことないけど。」


林藤「ん?あの子は…あ、ちょうど終わったな。」


支部長が目を向けた方を見る。
部屋から出てきた女の子に、支部長は声をかける。


林藤「おーい、彗。ちょっといいか?この前話してたやつなんだが。」

すい?「え、あ、はい。」


可愛らしい女の子だった。声も綺麗で、すごく大人しそう。


林藤「自己紹介してくれるか?」

すい?「…はい。はじめまして、永峰彗です。ポジションは狙撃手(スナイパー)、です。」

林藤「ほら、お前らも。」


支部長に急かされて、レイジさんが自己紹介をする。


レイジ「俺は木崎レイジ。ポジションは完璧万能手(パーフェクトオールラウンダー)だ。」

烏丸「烏丸京介です。ポジションは万能手(オールラウンダー)です。」

小南「…小南桐絵。攻撃手(アタッカー)よ。」


それぞれが名前とポジションを言う。

そしたら、支部長が満足そうに笑って、爆弾を落とした。


林藤「んじゃ、これから彗も玉狛第一の隊員だから。」

彗「え?」

小南「え?」

烏丸「え?」


まず、彗とあたしが支部長の発言に驚いて、それにとりまるが驚く。見た感じ、支部長以外誰も知らなかったみたい。本人でさえも。


彗「聞いてませんよ…。いきなり本部()から連れ出されて、近界民と戦わされて、それで?次は隊に入れと?」

小南「あたしだって聞いてないわよ!いきなり知らない子入れるって言われても!」

迅「いや、入れた方がいいよ、彗は。」


いつ来たのか、迅が口を挟む。


林藤「お、来てたのか。」

迅「彗が困ってる未来が視えてたもんでね。」

彗「ならもうちょい早く来てもらえます?」

迅「悪いな、彗。」

彗「いや、別にいいんですけど。」

小南「で?なんでその子入れた方がいいわけ?」

烏丸「ついこの前俺が入ったばっかりなんですけど。」


あたしととりまるが聞く。


迅「ん〜?お前らさ、小南が暴れてレイジさんととりまるが援護…って感じだろ?」

レイジ「まあそうだな。」

迅「確かに小南は破壊力あるし、それで十分やっていける。でもな、こいつが入ることで、もっとお前らの本領が発揮できるんだ。…って、俺のサイドエフェクトが言ってる。」




サイド、エフェクト…!!



.

迅のサイドエフェクト→←それは突然のことだった



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作者名:ばってん | 作成日時:2021年3月4日 18時

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