【ジョジョ５部】「人間」から「野獣」へと昇格せよ (ページ4)

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『へ。』

目を覚ますと何かに寝っ転がっていた。

ど、どうしよう…病院じゃあなさそうだし。

起き上がる。

すると一人の男が私を見ていた。

「目が覚めたか。」
『え、えと…………………………ここはどこ？』
「オレの家だ。お前公園のベンチでぶっ倒れてただろ。」
『そう…………………………』

髪の長い男はそう言った。

私は助けられたのね…

『グラッツェ。』

私はこの家を出ようとベッドから立ち上がる。

が、頭が痛い。

『う…………………』
「お前風邪ひいてんだろ？早く寝ろ。」
『…』

男はそう言って行ってしまった。

はぁ………

『…………………』

これから私はどうしよう。

そんなコトを考えていたら、目の前に透けたあるモノがいた。

『え…？』
《おはようございます。A》

男の声がした。

目の前にいるおかしなヤツだわ。

『アンタ誰よ。』
《オレはスタンドです。Aの精神のような、魂のようなモノです。アンタはスタンド使いです。》
『…………………………』

ショックだった。

わ、私の精神、いわゆる魂が男だなんて！

《アンタは超能力者です。スタンドはスタンド使いにしか見れません。後名前も決めてください。》
『え？アンタの名前スタンドじゃあないの？』
《違いますよ。オレの能力は植物を操るコトです。…どうです。決まりましたか？》

い、いきなり言われても…

植物か………

『植物マンは？どうかしら。』
《ダサいですね。オレはイヤです。》
『うッ…！う、五月蠅いわね！私は今アンタの名前決めてんのよッ！そんなん言うんなら、自分で決めれば？』
《オレはイビルアンダーナイトがいいです。》

イビルアンダーナイト…悪魔を纏いし闇の騎士？

何その厨二病感ありふれてる名前。

でも本人はかっこいいって言ってんならいいかしらね。