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    入隊 ページ7

土方「ほう……。やるな。」

「一刻も早く開放していただきたい。私は人間が嫌いなのでね。」

沖田「人間が嫌いって、まるで人間じゃないみたいな言い方するねぇ。」


あぁ、こいつらはわかってない。

もしかすると性別もわかってない。


おかしな奴らだ。



近藤「まぁ、落ち着けって。取って食おうとは思ってない。できれば斬りたくもないしな。」

「じゃ、なぜ私を開放しないのですか。」

近藤「君、新選組に入る気はないか?」

「――は?」

土方「近藤さん!」

近藤「その刀を持っているということは、なかなかの腕がある証拠だ。
  力持たぬ者に、その刀は持てるはずがない。その刀は君が持つからこそ力を発揮できる。」

「……。」

近藤「なぁ、どうだ?君ほどの力があるのであれば、俺たちは歓迎するぞ?」

「……拒否権は?」

土方「無い。」

「拒否した場合は?」

土方「斬る。」

「――…わかりました。致し方ないですね。」

近藤「おぉ!引き受けてくれるか!!」

「その代わり、こちらの条件も飲んで頂きたい。」

近藤「おぉ、なんだ?」

「一つ、私だけの部屋を用意すること
 二つ、私は音に過敏に反応します。
  どんな些細な音でも聞こえるので部屋の周りでは静かにしていただきたい。
 三つ、任務のないときは自由にさせてください。」

近藤「うん、いいだろう。して、君の名前を聞いてもいいか?」

「――白夜Aと申します。愛刀はご存知の通り三日月宗近。」

近藤「うむ。これからよろしく頼む。」

「・・・。」

    思い→←    状況不明



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作者名:衣咲 | 作成日時:2015年10月5日 7時

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