舞踏会−4 ページ23
着替えを済ませた魔海兄妹＋海竜兄弟が城下町についた頃。
夢主side
私は今、ダンスルームにいる。
今日オープニングセレモニーで披露するダンスの最終調整をする為だ。
ここ一週間、忙しかった上にダンスの練習までするなんて、オレカ界も人間界でも”貴族”って面倒なんだなぁ……………
ロレル「A様、昨日の続きから行いますが…………復習はしなくてよろしいのですか？」
『もちろんよロレル。こんな大事な場面で失敗する訳にはいかないもの』
ロレルは私の為にバロビア王国から来てくれたダンス教師。私と同じで、一人で舞うことを得意としているからと、フロウがわざわざ呼んでくれたのだ。
用意されたダンスの衣装に着替える。真珠が散りばめられた
ロレルは頷くと、プレーヤーから音楽を流した。軽やかで、且つしっとりした笛の音が部屋に広がる。
私は取り憑かれたように、音楽に合わせて舞い始める。
『(右、左、ステップ、ターン、右に移動しながらターン、手を意識して、………………)』
ロレル「しっかり脚を伸ばして！はい、ワン・ツー、ワン・ツー」
ロレルの指導を聞きながら、踊りを完成させていく。私の感情が高まる度、水流が手の動きに合わせて現れる。
鏡に映るその姿は、まさに『水の王女』。
ロレル「そこまで！！………すごかったですわ〜！A様♪こんな短期間の練習時間で、これ程の舞を披露してくれるなんて♪」
『ううん、ロレルの教え方が上手だからだよ』
ロレル「これなら、本日のセレモニーも大成功でございますね♪♪」
『……………そうだね』
チラッと、窓の外を見る。さっきよりも多くの人が集まっている気がする。
圧倒され、手にじわりと汗が出てくる。
『(どうしよう………………すごく緊張してきた………………)』
『す、少し、水を飲んでくるから』
私は早足でダンスルームを離れ、特に行く当ても無く、がむしゃらに歩き続けた。
とにかく、なんでもいいから緊張を抑えたかった。
『(誰か知っている人と話をしてみる？フロウは私の分までお偉いさんの応対をしているし………………リムゴンならいるかな？)』
私はリムゴンがいるお城の前の広場に向かった。
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怜菜(プロフ) - 追記:舞踏会−8について…………『Fly me to the moon』の日本語訳についてはうろ覚えでございますごめんなさい。（でも大体おんなじ意味ではあると思う←）ご注意くださいm(*_ _)m (2017年12月4日 18時) (
レス) id: dbf7906324 (このIDを非表示/違反報告)
怜菜(プロフ) - ミラベルさん» ありがとうございます！お互い頑張りましょうね！！ (2017年11月30日 19時) (レス) id: dbf7906324 (このIDを非表示/違反報告)
ミラベル - 怜菜さん» コメントありがとうございました!怜菜さんも､更新頑張ってください! (2017年11月30日 18時) (レス) id: 46bb875d2b (このIDを非表示/違反報告)
怜菜(プロフ) - ミラベルさん» わかりました！ぜひ(*´∀｀*) (2017年11月30日 7時) (レス) id: dbf7906324 (このIDを非表示/違反報告)
ミラベル - 怜菜さん» もし良ければ､私の作品を見ていただけませんか？暇な時で大丈夫です! (2017年11月30日 6時) (レス) id: 46bb875d2b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：怜菜 | 作成日時：2017年9月11日 15時
