君/お前のことなんて……【カノキド】

☆第１８話☆ ページ20

カノ「キド……………」

キド「今日はつい寝てしまったが、いつもはお前が帰ってくる直前で部屋に戻っていた。お陰で毎日寝不足だ」

確かに最近のキドは、ちょっとした時にあくびをする事が多かった。

キド「…………本当に、何も隠してないんだよな？」

カノ「うん。なんにも隠してないし、悩んでないよ。姉ちゃんも戻ってきたし、ヒヨリちゃんもいるし、肩の荷が降りたよ。………………キドは、毎晩僕を待ってたの？」

キド「お前は、寂しがり屋だからな……………でも、いざ顔を合わせるとなると、何て声をかければいいか思い付かなくて…………結局部屋に戻っていた」

カノ「…………そっか。ごめんね、心配かけて」

キド「お前は心配をかけてばかりだ。前だって、セトに言ったのに、俺には隠してばっかりで………………もう子供じゃないんだからな」

カノ「……………そうだね」

まぁキドに言えなかったのは、それを言ったらキドが傷つくし、何より泣き虫な君を泣かせてしまうのは駄目だと思ったからなんだけど……………

キド「……………これからは、どこにも行かないでここにいてくれ」

カノ「分かったよ」

キド「信用できないな……………」

カノ「じゃあ、一緒に寝る？」

キド「え」

待て待て。何言ってるんだ僕は←←

カノ「あっ、ご、ごめんごめん！！今のは違くって((キド「いいかもな」嘘でしょ！？」

キドは棚から布団を取り出して床に敷いた。
いや待てって。キド一応年頃の女の子だからね？？大丈夫なの僕異性だよ、異性←

……………しかも大きい布団ひとつかよッ////！←

キド「並んで寝れば、お前が寝るまで見張っていられるしな(ﾄﾞﾔ)」

カノ「いや、あのキドさん？僕、一応男だよ…………？大丈夫なのそれ」

キド「…………お前別に、その………お、俺が嫌がる事、しないだろ………しないよな？←」

う、上目遣いは反則…………/////

カノ「神に誓って一切致しませんっ！」

キド「よし。寝るぞ」

電気を消して、キドと一緒に布団に入る。
目を閉じ、暫くするとキドが先にすぅすぅと寝息をたて始めた。

…………眠いのガマンして待っててくれたんだ。

カノ「ありがとね、つぼみ」

抱き締める勇気は出なかったから、少しだけ彼女の髪を撫でた。

カノ「…………おやすみ」

もう一度目を閉じると、思ったより早く眠りに落ちた。









所で皆さん聞きました？『失想ワアド』←
ヤバいですね(語彙力)
聞いたテンションで更新頑張ります。

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