着席冷戦 ページ7
Aside
急いで荷物をまとめ下に降りると、みんなリビングの中央でひとつの机を囲っていた。
一人暮らしだったし、そんなに大きいのはいらないか…と思っていたのでものすごく小さい。それに、元々持ってきていた椅子の数も少なかったから、みんなもう諦めて床に座っていた。
小さすぎて申し訳ないな、と思っていてると、水を持ったBroooockが私に気づいた。
Br「A、おつかれ〜」
そう言ってとことこと駆け寄ってくる。水がこぼれないか心配だったが、それ以上に気になることがあった。それは、さっきも感じていたことだった気がする。
『…Broooock、香水つけてるの？』
そう。彼の体からは、爽やかな柑橘系の香りがした。でも、爽やかなだけじゃなくて、柔らかい、主張の激しくないふわりとした香り。以前はこんなの、つけてなかったはずだ。
Br「あ、そうなんだよね〜！ほら、A…僕についた血の匂い、嫌いでしょう？」
その言葉を聞いて、さらに驚いた。1度も、そんなことを口にしたことは無かったからだ。
でも、気づいて当然と言うべきかもしれない。きっと彼らは、私以上に私のことを知っている。無意識下の行動だって、きっと全部把握してるに違いない。
『うん…ありがとう、Broooock』
そう言うと「えへへ、どういたしまして〜」と照れながら返す彼。
すると、いよいよ他のみんなからブーイングが飛んできた。
Na「ちょっと、さっきからBroooockベタベタしすぎ！ねぇA、俺の隣で食べよ！」
Sh「は？順当にいって俺の隣だろ。Nakamuさっき抱きついてたじゃん」
Sm「いや俺の隣でしょ。普通に考えて。」
Kn「ま、俺はいいよ？さっきまで2人きりだったしね」
結局どこに座ればいいか分からず立ち尽くしていると、きんときの一言で全員が押し黙る。ひぇ、と声を上げてしまいそうなほど恐ろしい時間が流れた。
当の本人は何処吹く風。こんな冷戦みたいな空気にした責任をちゃんと取ってもらいたい。
あの、結局どこに座ればいいんですか…
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作者引越しについてゴミほど知らないのでファンタジーです(ファンタジーな引越しってなんやねん)
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ころと(プロフ) - ヤンデレ大好物なので嬉しいです；；続き楽しみにまってます、更新頑張ってください〜！ (2022年10月10日 2時) (
レス) id: 528f088e58 (このIDを非表示/違反報告)
たまねぎ - シャークんにあーんされt((殴、､、すみません。 (2022年9月26日 13時) (レス) @page8 id: 38eebacbdf (このIDを非表示/違反報告)
バレー部１１番(プロフ) - うっわ〜好き〜！私も夢主ちゃんが無意識に狂っていく過程が大好きなんです。神作品なんじゃ〜 更新頑張ってください！応援してます！ (2022年9月12日 22時) (レス) id: 3a2dab825b (このIDを非表示/違反報告)
杏豆 - 神作品見つけてしまいました...更新頑張ってください！応援してます！ (2022年9月11日 7時) (レス) @page4 id: d80eb34582 (このIDを非表示/違反報告)
とたとた(プロフ) - 澪華さん» わわ…申し訳ありません！！気づかなかったです…ご指摘ありがとうございます！修正させて頂きました！🙇♀️ (2022年9月11日 1時) (レス) id: 829bcbd244 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：とたとた | 作成日時：2022年9月10日 19時
