34_月夜に照らされて［黄×桃］ ページ26
小児患者×医学生(年齢操作有り)
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桃side
大学2年、冬
医師を目指す学生の俺は長期研修に臨んでいた
「 おっと…おぉ！るぅと 」
彼は俺を見つけるなり目を輝かせ、とてとて走って俺の足にくっついてきた
俺の研修先は病院の小児科
教育係の先輩医師と一緒にプレイルームを通りかかった時の出来事だ
昨日まで体調を崩していてずっと病室に篭もりっぱなしだったから心配していたけどもう大丈夫みたいだな
「 お兄ちゃん、遊ぶ？ 」
「 んー、お兄ちゃんは今は遊べないかな？ごめんね、 」
お詫びと言えることでもないが、彼の小さな頭を撫でる
「 そっか…、 」
プレイルームに寂しそうに戻って行く背中を見守って、先に行ってしまった先輩を急いで追いかけた
.
「 、すいません 」
「 好かれてんだな 」
「 へ？そうっすか？ 」
「 うん。あんまり情入れすぎんなよ 」
この先輩も、他の先輩もみんなが言うこの言葉
特に子供相手だからか、湧きやすい情を大人は必死に抑えて仕事をしている
死を前にする仕事だからってことは分かってるけど、まだ俺はその情を捨てきれることが出来ていない
ここに研修に来て2週間
1番と言っても過言じゃないほど懐いてくれている るぅと のことが可愛いし、会いたいし、気になる
「 ちなみに、るぅとくんって… 」
「 カルテ見ただろ。あれ特別だかんな？学生にはあんまり見せちゃいけねーんだ 」
「 はい…ちなみに今日お母さん見てないですけど 」
「 毎日来れるわけじゃないからな。あっちに家族居ちゃあ 」
るぅとの病状は良いとは言い難くて、最新治療を受けるためにわざわざ栃木から東京に転院してきた
母親は一緒に着いてきているみたいだけど、父親や兄弟はそっちに残したままで。だからこそ独りきりのことも多くて…
そんなこと知ったら、情なんて抑えていても溢れて来てしまうのは医者の卵失格なのかな
.
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リーベ - 夢代行サービス、とっても良かったです…！死ネタは苦手なのですがこちらのお話は最後まで泣きじゃくりながら読めました(ノД`)・゜・。素敵なお話ありがとうございました。 (8月20日 3時) (
レス) id: 09300b9193 (このIDを非表示/違反報告)
はゆの(プロフ) - らふのすけさん» 了解しました！ (2023年2月14日 13時) (レス) id: b5eb2ea323 (このIDを非表示/違反報告)
らふのすけ(プロフ) - すなねこさん» 兄弟パロ！ありがとうございます🙌かしこまりました！ (2023年2月14日 9時) (レス) id: 75a74ec2d8 (このIDを非表示/違反報告)
らふのすけ(プロフ) - はゆのさん» ありがとうございます🙇♀️予定ですが、46話での公開になると思います！ (2023年2月14日 9時) (レス) id: 75a74ec2d8 (このIDを非表示/違反報告)
すなねこ - かいてくださりありがとうございます!!めちゃ刺さりました､､。リクエスト失礼します！兄弟パロで桃くんいじめでおねがいします!!看病は赤くん中心で、できれば青くんが体弱くてみんな桃くんに気付けないシチュお願いします！ (2023年2月11日 22時) (レス) id: 9b8c3c3801 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：らふのすけ | 作成日時：2023年1月8日 2時
