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水side
ピタッと額になにか冷たいものが触れる感覚がしてうっすら目を開ける
「 ………さ、とみ、くん? 」
「 おう、おはよう 」
僕の家の寝室に何故かさとみくんがいた
それを理解した瞬間驚いて飛び起きるけど結局また頭痛でその場で固まる
「 熱、相当高いから寝とけ 」
「 え、なんで、ここいるの? 」
「 なんでって、お前が送ってきたんだろ変な暗号w 」
そう言ってさとみくんにスマホの画面を見せられる
ころんたるけね
「 たるけね?よく読みとったねこれ 」
「 まぁな、相棒のことなんてなんでもお見通し 」
なんてドヤ顔をかまされたけど、心のどこかで凄く安心した自分がいた
「 どうやって家入ったの?、ケホッ 」
「 ん?まぁそれは頑張ったんだよw
ほら、とりあえず薬飲んで買ってきたから色々 」
さとみくんは手に持っているビニール袋を僕の前に掲げる
「 あ、でもその前にご飯食べなきゃダメか 」
「 お腹すいてないよ、さむい… 」
急に襲ってきた寒気に身震いをして、布団にくるまった
「 でも食べなきゃダメだろ。俺作ってくるから
ころんは寝てていいんだよ 」
「 もう眠くないよ 」
「 ん、ならしゃーない 」
2人でリビングに向かい、僕はソファーに座ってキッチンに立つさとみくんをぼーっと眺めていた
「 勝手に色々使うよ〜 」
「 うん、ゴホッゴホ… 」
「 きつい? 」
「 いや、寒いくらいかな 」
するとさとみくんは、自分の着てたパーカーを着せてくれて寝室から厚手のブランケットを持ってきてくれた
「 ありがと、優しいじゃん 」
「 早くお前に治ってもらわなきゃ困るんだわw 」
さとみくんが優しい人なことなんて前から知ってたけどね
「 一応、莉犬るぅとにも連絡入れとくわ 」
「 、、うん 」
キッチンで料理する音、段々と立ち込めてきた料理のいい香りに包まれながら、僕はまた夢の世界へと入っていった
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らふのすけ(プロフ) - しゅあ。さん» アルメリアって題名の意味もあるから調べてみてw 桃さんからの皮肉です😓 (2022年12月7日 1時) (レス) @page39 id: 75a74ec2d8 (このIDを非表示/違反報告)
しゅあ。(プロフ) - なんかゾクってするこの話。 (2022年12月6日 2時) (レス) @page40 id: 1a1d4d0288 (このIDを非表示/違反報告)
らふのすけ(プロフ) - 1000さん» えぇぇぇ!1000さん!!お久しぶりです(〃▽〃) ほんとですか!?めちゃ嬉しいです💪🏻めちゃ活力湧きましたわ🧡 (2022年12月6日 1時) (レス) id: 75a74ec2d8 (このIDを非表示/違反報告)
1000(プロフ) - 実はめっっっちゃ読んでます。素敵だし繊細で、らふさんって感じで大好きです😌 (2022年12月6日 1時) (レス) @page36 id: c9c3bdbfa2 (このIDを非表示/違反報告)
らふのすけ(プロフ) - しゅあ。さん» しゅあちゃんいつもありがとぉぉぉ(」^o^)」 (2022年11月30日 21時) (レス) id: 75a74ec2d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:らふのすけ | 作成日時:2022年11月13日 0時