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朝起きてみれば深く考えてたことが馬鹿みたいに忘れられたりする。
多分、それは私の単純脳のせいだと思うけど。
深く考える夜はきっと明日だって明後日だって、来る。
そしてころりと忘れる朝はきっと明日だって、明後日だって、来る。
今日と同じ明日が来るんだよ。
きっと何も変わることなく。
単純に日々を過ごして大人になっていくのかな。
・
車のクラクションの音で目をぱちん。
小鳥のさえずりも結構直に聞こえる様な‥‥
A「寒ッッッ」
私が寝ていたベンチの周りで餌を探していた鳩達が一斉に飛び立つ。
あ、あれぇ！？
家にいたはずなのに、公園で寝てる。
しかも、服は普通にパーカーに短パン…。
裸足だし。
なんだこれ。
見渡せば見慣れない街並みが並んでいて。
私、まだ夢を見ているのかと思った。
頬を叩いても、摘まんでも。
痛みが走るだけ。
夢じゃない。
夢じゃないなら、なに？
ポケットに入っていたスマホを見た。
圏外になってる。
時計もくるって時刻が表示されない。
焦った。
母親にも電話することができないなんて。
周りを見渡して人がいるか探す。
人の気配もしない。
どうしよう。
助けも求められない。
焦って、テンパった結果。
涙しか流せない私はただ、昨日と違う世界に寒さに身を震わせる。
どうしよう。
家もどこにあるか分からない。
この周辺に何があるかもわからない。
手に変な汗も握っちゃってる。
くだらない毎日が来ると思っていたのに。
どうして、こう…。
くだらない毎日が突然来なくなるのさ。
馬鹿みたいに無理して笑ってる方が一番楽だったのに。
袖で拭った涙は熱かった。
・
？「んぅ？あれれ？綾瀬にそっくりだなぁ。」
知ってる声だった。
というか。悩みの元凶だった。
顔を上げれば…。
ってあれぇ。
かっちり、ネクタイにスーツ。
革靴の先が私に向く。
少し大人びた大野智だった。
智「いや…綾瀬じゃないかぁ。」
踵を返す大野智。
綾瀬だよっっっ！！！
咄嗟に掴んだスーツの裾。
驚いた大野智は肩を揺らして振り向く。
智「へ…？」
今まで見たことのない間抜けな顔だった。
・
ここは嘘を吐いてでも生きる術を見つけなければ。
A「家、出て来たんです！」
智「…へ？」
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〇パ→セント(プロフ) - ともさん» とも様♡続編へと参りますのでぜひご覧ください😭二人を幸せにしてみせます♥！！！ (2022年2月16日 1時) (
レス) id: 7d09c06b1c (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - え、えー💦「だった」って過去形？😭 (2022年2月16日 0時) (レス) id: bd0ebe94fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：卵かけご飯(現0パ→セント) | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/eggandrice1/
作成日時：2016年12月27日 23時
