◇ ページ49
凛子「でも…相葉だからやりかねんな…」
A「え…？」
指輪の話、と薬指を指差しながら答える。
凛子「だって、ずっとAのこと、
好きだったんだから…ーーーー」
凛子はお酒が進んできたのだろうか、
なにかを思い出して言葉にするように、一つ一つ思い出しながら口を開く。
凛子「相葉の前の彼氏ができたとき、
アイツ一ヶ月くらい立ち直れてなかったんだからね」
前の彼氏は、雅紀と共通で入ったバスケサークルでできた彼氏で雅紀も仲が良かった。
その時は、
“良かった、一生年齢=恋人いない歴キャラだと思ったぁ〜”
いつもの相葉節炸裂してたのに。
凛子「あいつ、馬鹿なふりしてるけど
本当は人一倍傷ついてるし、それなりに辨えてる
…まあ、Aはそんなことをわかっているだろうけど」
解ってない、解ってないよ
裏で、私が思う何倍も傷ついて泣いてるなんて解らない
凛子「単純バカだから、まっすぐにAのこと考えてるし、大好きだと思うよ
だから、なかなか気持ちだって言葉にできないし、
Aが受け止めてくれるかわかんないから、
触れることだってたどたどしかったとは思うけど
あいつは、ずーっとAのことを真っ直ぐに好きだよ」
A「うん…」
酔いが回ってきたのかな…？
目頭が熱くなってきて、涙が零れ落ちる。
凛子「あの、大学のときに二宮と私と、Aと相葉、四人で呑んだときにAがね、結婚するんならこの指輪がほしいって話したんだよ
酔ってて覚えてないでしょ
相葉、まだ付き合ってないくせにそれ覚えてたんだね」
A「そうなの…？」
凛子「うん、理想の結婚を語ってたよ
結婚しても日々何気に小さなスキンシップしたいだの、なんだのって」
なんだよ、その小さなスキンシップってやつは…
大学生の時の話だから、多分痛々しいくらいに語ったんだろうな…
私はそれと同時に、朝の雅紀を思い出した。
後ろからまるで、体を包み込むように
袖捲り……
凛子「その当時のドラマで流行った、後ろからハグするみたいな、
袖まくりあるじゃん、
あれをやってもらいたいってきゃーきゃーしてたじゃない」
私ったらなんて乙女思考
それとともに、何気ない会話を、しかも
覚えてなくてもいいシラフじゃないときの会話まで覚えていた雅紀を思い出したら、急に
・
愛しくなってしまって
ドキドキの意味がわかった気がした。
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〇パ→セント(プロフ) - ともさん» とも様♡続編へと参りますのでぜひご覧ください😭二人を幸せにしてみせます♥！！！ (2022年2月16日 1時) (
レス) id: 7d09c06b1c (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - え、えー💦「だった」って過去形？😭 (2022年2月16日 0時) (レス) id: bd0ebe94fc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：卵かけご飯(現0パ→セント) | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/eggandrice1/
作成日時：2016年12月27日 23時
