Prologue 04 ページ5
黒崎視点に戻ります。
よしっ…！まずは1点。この調子なら追いつけるぞ…！…それに、技も出せずに抜けたのなら大丈夫だ。キーパーもサッカー部とはいえど強くはないらしい。
ねぇねえ！次も私も出ていいかなぁ？もーちょい楽しみたい！
…暇つぶしにもならない相手だと思うが…？
いいのいいの！私はドリブルからやりたいし！
ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ
[ル ティシュー]
そう羊花は言ってシュートを決めていく。相変わらず、体の使い方が上手い。
10-8
もうそこまで来たのか…案外早いな。
ねぇ…もーつまんなくなってきたんだけど…
あー…んまぁ、この状況じゃ仕方ないな。被害があっちは出てないけど…プライドみたいなのを傷つけられたのかなねぇ…めっちゃ怒ってる。
｢そこまでだ！｣
サッカーフィールドから見えたのはゴーグルをかけた少年。俺でも知っている。星章学園に最近来た…鬼道有人。…先輩だからさんつけるか。…で隣には…
｢おい！なんで止めたんだ！｣
灰崎が不満を言うと、
｢ここからの戦況に変わりがないと判断したからだ。…そして。お前は黒崎羊希…だったかな？｣
｢ええまぁ…そうですけど。｣
鬼道さんはこの後衝撃の言葉を放つ。
｢お前を…サッカー部にスカウトする。｣
｢………え？本当ですか？｣
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作者名：Rollo | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kandada/
作成日時：2019年10月28日 18時
