5話目 ページ5
「……ふふっ、おぎのくんお腹すいてるの?」
「え、あ、す、すいてない、です!」
ぶんぶんと首を横に振るおぎのくん
けど、お腹の虫は正直でさっきからずっと何か食べたいと主張している
一応遠慮してるのかな? 可愛いなぁ
「おぎのくん、遠慮しなくていいからね。私も丁度お腹すいてるから一緒に食べない?」
「え、で、でも……」
「……あーあ、せっかく久しぶりに1人じゃないご飯が食べられると思ったんだけどなあ」
わざとらしく眉を下げてシクシクと嘘泣きまでしてみる
すると困った様な表情で視線を迷わせおろおろし始めるおぎのくん
「寂しいなぁ……1人でご飯って寂しいんだよね……」
「……わ、分かりました、一緒に食べます!」
「ふふ、そうこないとね! おぎのくん、何かアレルギーとか苦手なもの……って記憶喪失だから分かんないか」
「あ、えとアレルギーは無いと思います」
多分、ですけどと少し頼りなげにそう繰り返すおぎのくん
うーん……まあ本人が多分ないって言ってるから信じよう!
「よーしそれじゃあおぎのくんの為に美味しいご飯作るからね!」
「ありがとうございます。えと、俺は何を手伝えば……」
「おぎのくんは大人しく座って見てて! お風呂が沸いたら先に入って身体を綺麗にすること!」
はい、分かりました。と素直ないい返事が聞こえた所で早速ご飯作りますか!
4人がお気に入り
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類々(プロフ) - ぶんこさん» こちらこそ、お気に入り登録ありがとうございます! そう言ってもらえると励みになります。更新頑張ります! (2021年9月10日 21時) (レス) id: 3ff55c9428 (このIDを非表示/違反報告)
ぶんこ(プロフ) - イベントへのご参加有難う御座います!実は私あまりオリジナル系見ないゆですけどめっちゃ面白いです!続きが気になってお気に入り登録しちゃいましたw 記憶力系好きなんですよ!(聞いてない)更新大変だと思いますが頑張ってください! (2021年9月10日 21時) (レス) id: 2f2b1644d2 (このIDを非表示/違反報告)
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