2話目 ページ2
「…………!?」
思わず声にならない叫びを上げて数歩後ずさる
え、何、なんでこんな所に倒れてるの? は、ちょっと待って、私この子に躓いたんだよね? うん、多分そう……ってそうじゃなくて! まずは警察と救急車呼ばないと!
ぐるぐるとパニックになりながらもとりあえずスマホを出そうとズボンのポケットに手をやる
「………あ」
そういえば今日家にスマホ忘れてるんだったー!!
うーわ、最悪! え、どうしよう、近くに家はないし、人通りも少ない。
交番も病院も近くにはない、多分1番近いのは……
「私の家か……」
仕方ない、一旦家に倒れてる少年を連れて帰ろう
うん、放置して何か事件とかに巻き込まれでもしたら後味悪すぎだし
そうと決まれば意識があるかどうか確認しないとね
その場にしゃがみ込み少年に声をかける
「あのー、大丈夫ー?」
「……」
「私の声聞こえますかー?」
「……」
だめだ、反応がない。
これは、おんぶして家まで連れて帰るしかなさそうだ
背負ってたリュックを一度下ろして、倒れている少年をなんとかおんぶし、リュックは片手で待つことにした
今思えばこの時から私の日常は音を立てて崩れていった
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類々(プロフ) - ぶんこさん» こちらこそ、お気に入り登録ありがとうございます! そう言ってもらえると励みになります。更新頑張ります! (2021年9月10日 21時) (レス) id: 3ff55c9428 (このIDを非表示/違反報告)
ぶんこ(プロフ) - イベントへのご参加有難う御座います!実は私あまりオリジナル系見ないゆですけどめっちゃ面白いです!続きが気になってお気に入り登録しちゃいましたw 記憶力系好きなんですよ!(聞いてない)更新大変だと思いますが頑張ってください! (2021年9月10日 21時) (レス) id: 2f2b1644d2 (このIDを非表示/違反報告)
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