239話 ページ5
｢……ならば、なんだというのだ…｣
…あらら…そんなに鋭く睨んじゃってもばればれよ
その瞳の奥底にある恐怖を、私は今まで星の数ほど見てきたんだから。
｢ええ…無敗で、完璧な…頼れる次男、
シャーロット・カタクリさん｣
｢馬鹿にしているのかお前は！！
…たった今お前にたやすく…！｣
｢言ったでしょ？
戦いに来たんじゃない。
戦うなら、貴方を奇襲なんてしないし、あなただって万全じゃなかった…｣
｢…っ
(つまりあれは…本気の少しも出していなかったと…？！
大将白竜…海軍史上最年少で最強の大将だという噂は本当か)｣
｢…そうね、簡単に目的を言うなら…
貴方のお母様とお茶をしに来た、かしらね｣
目の前の彼は驚きに目を見開き、更に鋭く睨みつけた。
｢ママにお前みたいな女を会わせるわけがないだろう！！｣
｢いいえ会うわ。｣
｢？！！｣
｢…そのためにあなたを捕らえたの｣
｢…！俺に仲介をしろと？！
…っふざけるのもいい加減にしろ、どこまで馬鹿にしたら気が済む…っ｣
ぺろっ
｢？！！なっ！｣
｢？…ドーナツ
ほっぺについてたわよ｣
｢？？！！！｣
首周りにあるモフモフをのけて舐めとってあげたってのに…何をそんなに赤くなって固まるのかしら。
ばっと手を払われ即座に彼は口を隠した。
｢…｣
｢…っ…
急に…何故黙る。
いくら数多を見てきたであろうお前でも…この口は醜く見えるだろうな？｣
……ああ、知ってる…
『鬼の子がなんで…』
『海軍にふさわしくない』
『もしいたらさらし首にでもして欲しいねェ！！』
『…私は穢れた子だから…』
…
｢……醜い人なんていない
皆生まれたままに…そして生きた過程で成り立ったものこそ真の美なのよ｣
｢……っ
…
ふざけたことを抜かすのはやめろと言ったはずだ。
お前のような…万人全てに美を称されるような女に、俺の気持ちがわかってたまるものか。｣
…私が美しい…？
｢……
美って、外面だけかしら。
笑う女がなぜ魅力的に見えると思う
内からの輝きは、所詮ハリボテの役割しか果たさない顔より心に残る
…それに
完璧なものは愛されない。｣
｢…
…は？｣
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ひはる(プロフ) - みかんちゃんさん» 感想ありがとうございます！！ワクワクしてくださってありがとうございます嬉しいです！今後もなるだけ早くそして楽しんでいただけるよう頑張りますのでよろしくお願いします！！ (2019年8月26日 11時) (
レス) id: 0be45b8a6a (このIDを非表示/違反報告)
ひはる(プロフ) - guririさん» レス遅くなってすみません！感想すごくすごく嬉しいです！！気まぐれやで掛け持ちも多い亀ですけど、そんな風に言っていただけて嬉しいですし凄いやる気出ました笑ありがとうございます！ (2019年8月26日 11時) (レス) id: 0be45b8a6a (このIDを非表示/違反報告)
みかんちゃん(プロフ) - 最初から一気読みしちゃいました！凄く面白くて、読んでいてワクワクしました！続編、お待ちしてます！ (2019年8月19日 10時) (レス) id: 5684880501 (このIDを非表示/違反報告)
guriri - 面白いです！続編が待ち遠しいです。 (2019年7月31日 17時) (レス) id: 5d86136675 (このIDを非表示/違反報告)
ひはる(プロフ) - ユッケさん» ありがとうございます！この作品あまりコメント来ないので結構みなさんどう思ってるか不安だったんです。わたしの理想を夢主にになってもらってまして、それを褒めていただけると本当に励みになりますありがとうございます！続編前回よりは早く出せるよう頑張りますね！ (2019年7月15日 0時) (レス) id: 0be45b8a6a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ひはる x他1人 | 作成日時：2019年6月24日 23時
