【ONE PIECE】海軍大将は海の女神も務めます陸【ロシナンテ】

238話 ページ4

…

｢…は？｣
｢……｣




寝そべり、なんともだらけ切った状態でドーナツを貪っていた男を前に

抜け出てすぐ海水化を解いてしまった私は後悔していた。





5mを越す大男…


いや、先程まで警戒していた、


シャーロット・カタクリの腹に落ちて馬乗りになってしまったのだから。









さすがの私でも水晶のない場所を透視など出来ない

この予測を出来なかったのはかなり痛かった。






…でも、案外ラッキーかもしれないわね…





当の本人は大きな……口端まで裂けているように大きな口を開け、ドーナツを片手にしたまま放心している





｢………、おやつの時間だった？


ドーナツなんていい趣味してるわね｣





沈黙。






3つ時を数えたあと、この状況を何とか飲み込んだのか、彼は急に目を鋭くさせ私を払おうとした




当然避ける。






｢…っ貴様は…！！


白竜！！！！！｣


｢……戦闘服じゃないんだけど私ってわかるのね

シャーロット・カタクリ｣

｢…っ……何をしに来た…！｣



即座に彼は槍を構え、中々の速さで一突き見舞った。



ー…

ーーこの服お気に入りなんだから汚さないで。ーー


そう剃でシャーロット・カタクリの耳元に移動し呟く



｢…っ！｣

直ぐに槍を振られたが当たる前にワンピースを揺らしながら元の位置へ戻る。



…シャーロット家次男カタクリは見聞色に長けていると聞いていたんだけど

どうやら今は気が動転してうまく働かないみたいね


咄嗟に隠したあの大きな口に、何かあるのかもしれない。









頭上に影がかかる。


｢…





…シャーロット・カタクリ…そろそろ｣









ｶﾞｷｨｲｲｲｲｲｲﾝ!!!!!







｢……、






おすわりしたら？｣







槍を私に取られ唖然としながら尻もちをついた彼と、その鼻先で立ってる私だけど…

目線が一緒ってどういうことかしらね？





｢…ふむ、ロシーより身長の高い人って…巨人以外ではじめてみたわね｣

彼は293cmよ？



｢………っなにが、目的だ…！｣





冷や汗を流しながら依然鋭い目つき









｢…そんなに怯えないでよ






見ての通り、公表してもない私服で着てるんだからさ

私は戦うつもりは無いのよ｣

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