3話 ページ5
その後
Aは食堂の者達に、海賊の子供と認識されながらも可愛がられ
代わる代わる抱き上げられながらミルクを堪能した。
今はガープが抱っこし、Aにあてがわれた部屋で過ごしている
「にしても、女の子か」
「なんだ、兵士には向かぬと?
だが女の兵士にも強い人はおる、おつるちゃんとかもいるだろ」
「いやいや、違う。
もし…この子が思春期とか迎えて…お嫁にとか行ってしまった時とか…」
センゴクは情などそこまで深くかけんと冷徹な風をしていたが、目だけはしっかり優しく静かな赤子に向いていた。
ガープに抱かれているAは静かに寝ていた。
「にしても
泣かないな。」
ーーー…
2人は1日交代で、時たまおつるに助けを求めながらも、Aの部屋で熱心に世話を続けた。
ーーガープの場合。
「きゃう!…かーぷさ…がーふ!がー?」
「おぉ〜!難しいのによく言えたな!
偉いぞ〜もう少しだ!あ、腹減ったか?!まんじゅう食うか!まんじゅうはまだダメか、やっぱ今のなし!」
…おじいちゃん!
ーーセンゴクの場合。
「なんだ、そんなに見つめて。見つめても何もないんだぞ?
(いないいないばあとかするべきか?)」
「…せんこく!」
「!!!……も、もう少しだ
……大丈夫、上手くなっているぞ、むしろ天才的な上達ぶりだ」
「あう!」
他に人が居ないとなかなかに甘い。
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作者名:ひはる x他1人 | 作成日時:2017年7月28日 18時